【レビュー②】第38回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
今回の演奏会でいただきました熱い、あたたかいお言葉の1部を3回に渡ってご紹介させていただきます。
ある公立ホールの主幹の方が室内楽定期演奏会のアンケートを見られ、「私たちの財団主催の演奏会ではこれほどの言葉をいただけませんよ!」と言われたのです。
感動を言葉にできない方もおられるはずですが、こうした印象を心に有してくださる方々がこの室内楽定期演奏会に集まってくださっていると信じたいです。
写真提供は、音楽ジャーナリストで、室内楽定期演奏会の賛助会員であります渡辺和さんです。
前回のタレイア・クァルテットに続き、ありがとうございます。
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♪ 今日は(ベートーヴェンの)5番を聴きに来ました。子どものころ、SPレコードで聴いていました。子どものころは1楽章のみが好きでした。今日、生で聴いて全て好きになりました。
>渡辺:
80歳を超えられ、遠い久留米からのご来場、眞にありがとうございます。コロナ禍のため、3年ぶりのご来場。お待ちしておりました!
♪ベートーヴェンなどに比べて、ハイドンの曲を聴く機会が少ないので、今日、聴けて良かった。ベートーヴェンは聴く機会は多いのだが、今日の曲は初めてだったので新鮮だった。シューベルトの曲も同じく初めて聴く曲だった、第2楽章が良かった。
>渡辺:
全ての曲が初体感となる一夜だったのですね。この演奏会がそうなったことを光栄に思います。そして、未知の曲ばかりの構成に臆することなく、ご来場いただけたことを感謝いたします。
♪ 美術館で演奏会。コンサート・ホール以外では初めてで、しかもベートーヴェン250+1歳。幸せなコンサート、ありがとうございました。
>渡辺:
ベートーヴェン・オマージュの最終夜、および、ベートーヴェンの弦楽四重奏作品の完奏となる記念すべき一夜にご来場くださり感謝です。エクセルシオによる完奏の際も、そして、数年後に開催予定のベートーヴェン・チクルスもぜひ!
♪ 今宵は何と言ってもシューベルト!あの世とこの世の境目にいて作曲している。彼の姿にすさまじさを想った、エクセルシオ、流石でした。
>渡辺:
晩年のシューベルトを表するにこれほど相応しい言葉はありません!《歌曲の王》の没後200年である2028年には、後期弦楽四重奏曲全曲+弦楽五重奏曲をお楽しみいただきたいと考えております。