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色彩

人生2周目〜ツイステの世界でやり直し〜⑩

2022.06.16 12:52

第十章〜喧嘩仲裁〜


グレート・セブンの石像の前を通っている

グリムは調子に乗っていた。

「おうおう、どけどけ〜い。」

と言った王様の様な事を言ったり、

「オレ様のお通りなんだゾ!」

と言った自分を主張する事を言ったり。

とにかく偉そうだった。

…トラブルにならない様に見ておかないとな。するとー。

「はぁ〜?テメェみてぇなのが?

笑えるな!!」

やっぱりなったか。

「なんだと〜〜!!」

グリムを持ち上げて落ち着かせる。

「グリム、落ち着いて。」

「落ちつけるか〜!!

目にモノ見せてやるんだゾ!!!」

「お!!やるかぁ!!」

…はぁ、このままじゃあ収まらないな。

しょうがない。

相手の目を覚まさせてやるか。

「…カッコ悪いですよ、八つ当たりは。」

「なっ!?」

「あなた、ハーツラビュル生でしょう?」

途端に生徒は焦り始める。

「なんで、そう言えるんだよ!!」

「服の色です。

寮によって服の色が違って、ハーツラビュル生は赤だ。…誤魔化したいなら服の色を隠すべきでしたね。まぁ隠した所であなたがハーツラビュル生である事は誤魔化せませんが。」

「なんでだよ!!」

俺は首の辺りを軽く叩き説明した。

「…だって、誤魔化せないでしょう?

その寮長につけられた物は。」

「ッ!!オレが…寮長につけられたって

いう証拠は!!」 

「ああ、証人ならいますよ。

ねぇ?デュース。」

デュースは、いきなり呼ばれた事に驚いていた様だがエースは何となく分かっていた

様だった。

「今日の朝さ、起床時間を守れなかった奴が同じ目にあったって言っていたよね?」

「あ、ああ。」

「彼は被害者?」

デュースは、顔をよくみて頷いた。

「ああ、間違いない。

…彼は何度も寮長に謝っていたから印象に

残っている。」

「証拠なら、充分でしょう?

…あなたは、寮長にやられた事に対する腹いせにグリムに突っ掛ってきたんだ。

グリムなら勝てると見込んだ上で。」

そう言い放った途端に一気に狼狽し始める。

…やっぱり図星だったか。

「な…なに…言ってんだよ?

そんなはず…。」

相手を畳み込む様に話す。

「グリムは、見た目も小さくて魔法もそんなに使えない。つまり、魔法が使えないあなたでも勝てる可能性があるって事です。

そんな事無いって言うなら、同じハーツラビュル生を挑発してみてはどうですか?」

「おい!」 

デュースは、焦っていたがエースは黙っていた。

「エース!君も何か…!!」

「…アイツは、あのハーツラビュル生がオレらを煽ってこないって確信して行動している。」

「えっ?」

うん、エースの言う通りだ。

あのハーツラビュル生はきっとー。

「…。」

「出来ませんよね?こっちは、魔法が使える者がいるんですから。

そしてハーツラビュル生同士で戦ったなんて寮長に知られたらまた罪が重くなる可能性がある。…だからあなたは、ハーツラビュル生じゃなくて、力が弱いグリムをターゲットにした。ハーツラビュル寮の精神は、「厳格」でしたね。あなたは、厳格どころか真逆の行為をしている。こんな事寮長が知ったら、

どうなるんでしょうね?」

「ッッ!!頼む!!今回の事は!!」

「言いませんよ、その代わりー。」


「…。」

「何か言いたげな顔だね?」

「いや…、エゲツないと言うか…。」

デュースが本気で引いている。

しかし、いつもと同じように返した。

「ありがとう。」

「褒めてない!!」