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6/17 AccsessReading研修会 ご参加ありがとうございました!

2022.06.17 15:26

こんにちは。マツジョ石井です。 

先日は、研修会の募集をマツコのブログに載せていただきありがとうございました。

無事研修会が終わったので、研修会についての報告です。

研修をしていただいた事務局の皆さま、

そして研修会に参加していただいた皆さま、 ありがとうございました!

 研修中に心に残ったフレーズ、メモなど並べてみます。

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◆「こちらがこの支援がいいだろうと思って提供しても、本人に合わない場合がもちろんある」

→まさにこれが「個別対応」なんだろうなと思った。 

本人がどうなのかちゃんと聞かなきゃいけない。(自分で言ってくれるようになるといいなぁ)

学校教育って「みんなこれでいいでしょ」みたいな、一律なとこがある。 

「みんな何回も書けば覚えられるでしょ」の結果、中学校ではワーク(問題集)なんかの

書き込みタイプの提出が山ほどある。

読み書き困難により、この「ワーク」で詰んでしまっている子、結構いるんじゃないかなあ…。

(対応が柔軟な先生ももちろんいます)

 デジタルワークの導入を切望します。 


◆使い方を指導するのに、教員や保護者自身がICT機器の使い方を知っておく必要がある。(機器トラブル対応含む)学校ならICTサポーターとの連携 

→松戸市だと「ICT支援員」に当たるのかな?市内に4人しかいないみたいだけど… 

(今年は増えたのかな?なお市内の小中学校は65校あります)

そもそも先生のサポートに回ってるような。

生徒まで降りてこない〜!っていうか、見たことない〜!


◆音声読み上げは修正ができる 

→間違ってても本人は面白がってるし、そんな修正するほどじゃないようなものが多いけど、例えば本人の名前とかきっと読んでくれないので、修正してみようかな 


 ◆Microsoftアカウントは絶対取った方がいい

→OneNoteも使っているので持ってたけど、ブラウザで使えるWordの読み上げが本当に自然ですごいと思った。


◆アンダーマイニング効果 

(内発的動機づけによる行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、モチベーション(やる気)が低減すること:https://ja.wikipedia.org/wiki/アンダーマイニング効果) 

→「自己決定」の大事さ。私たちができるのは情報提供まで!

本人が自分で決めることが大事。

学習に対して完全無気力なときに、「教科書読み上げできるよ!」って言われてもやるわけがない、に納得(笑)


 ◆そもそもそのプリントはデータで作られているので、データをもらうのが一番いい 

→心の底からそう思うけど、どうも中学校ではそれがうまくいかないので、プリントをスキャンしてデータ化、そしてまた印刷して提出する場合も…。

 デジタル→アナログ→デジタル→アナログという謎の行ったり来たりをする必要があったりする。

それでもうちがこの謎作業をやるのは、目的があるから。

「みんながやってることを自分でもできる」という自己肯定感を作るために、すごく大事な作業になっている。 

ただ、「誰でもデータ提出OK」が一番の理想。(印刷にもお金と手間がかかるんで)

 iPad導入のために、授業にしばらく付き添いをしてみたが、中学校の授業って、ほとんどの授業で毎回普通にプリントを配っている。

学校配布のタブレット端末を使うときは先生の指示があったときのみ。

そして、タブレット端末を使ったとて、それはそれ、これはこれで、当たり前にプリントを配っている。(←何回も言いたい)

もちろん先生に悪気はまったくないと思う。 


 ◆障害のための機能ではない 

→アクセシビリティは標準機能で、使いたい人が使っていい機能! 


 ◆ICT機器に慣れさせるためにキーボード練習ばっかりやってしまうと、書く練習何回もやるのと一緒になってしまうから気を付けて 

→確かに!何事も本人の様子をちゃんと見る必要がある。


◆避けるべきは本人不在の支援 

→ICT機器の導入でもありがちだと思います。

これも「この支援がいいだろう」という周りの想定した支援になりがち。これで進むといろいろ大変… 

続くと、本人は何も言わなくなります。(経験済み)


◆書くことに体力を使い切らずに、本質的な学習に時間を割く 

→本質的な学習! これをどうにか教育環境の基本としてもらいたい!

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ちょっとした知識の積み重ねにより、選択肢がかなり広がるんだなと思いました。

本人が調整できることがたくさんあるということを知っているだけで、環境は変えていける。

私たち(保護者、支援者)にできることは「情報提供」

大事なのは「本人の自己決定」

 支援って、選択肢を増やすということだと思う。

そのための情報収集が本当に大事!

ということで、これからもマツジョは選択肢を増やすために、情報交換の場を提供していきたいと思います。

学校の先生にもこの研修受けてもらいたいと心から思う。

 興味ある先生がいたらぜひ受けてもらいたいけど、激務で難しいのかな。

 最後に、このような音声教材を作っていただける各団体さまに本当に感謝。

 制作には結構時間がかかるとのこと。

 AccessReadingは次年度の申し込みは9月からできるらしいので、必要な方は検討や登録など、お早めに〜!

(石井)

↓参加者の方々から感想を頂きましたので紹介です↓ 

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◆私はまだ初心者すぎて、知らないことだらけでしたが、沢山の方々がこの分野を長年研究されて作られたサポートが沢山あるのだなーと感動でした。

我が子に何が合っていて、助けになるのか…研究してみたいと思います。

◆読みも書きも出来ないわけではなく、時間をかければ出来る部分ももちろんあるのでついつい頑張らせてしまうのですが、色んな選択肢を提示できるように親が情報を知っておくこと、そして本人の自己決定を応援して見守ることが大事なんだなと感じました。

小学校高学年になってくるとますます読み書きの負荷は軽くしてあげないと、他の部分に手が回らなくなりそうだなとも感じてます。

風早さんしゃべるの早かったけど、熱い想いを持ってるのも伝わってきてありがたいなーと思いました。 

◆すごく参考になることばかりで、参加できて本当に良かったです!!

皆さんのおっしゃる通り、学校の先生方にセミナーを受けて欲しい

質問にあった、いつまで読み書き困難に対しての訓練(?)を続けるのか‥、私も知りたかったのでありがたい質問でした!

うちの子は読みも書きも遅く、今年度は漢字を覚えるのもままならず…

 目のトレーニングやひらがなの単語の並び替えなど療育先から出ている宿題もやらなければならないし、とにかく時間が足りない!ってなっていたので 質問の『公立中学校がヤバい』というのでドキドキですが、 

本人がどうしていきたいか自分で主張していけるように、親ができるサポートをやっていこうと思います! 

 ◆為になることを沢山知ることが出来て充実した時間でした。

私自身が試して、息子にこんなのあるよ~とサラッと話して、自己決定を待ちたいと思います。

 公立中学校ヤバい!

学校もどんどん新しい方法を取り入れて欲しいけど…期待はあまり出来ないかな。

◆実は私自身が読みに困難が少しありまして凄く勉強になりました!

 iPadの設定だけで勉強に意欲的になれる子が増えそうな点もっと国や自治体に知れ渡ってほしい。

読み書き困難に自分自身で気づかずに学校への負担を感じて不登校になってる子も沢山いるだろうなと思います。

便利な道具を使っても嫌なことを言わない社会になってほしい。 

◆悩みは尽きませんが、できることから始めようと勇気をもらいました。 

 ◆〇〇市でも臨床心理士(学校)でもこのような教科書を見たことがない。

情緒級も普通級しか経験がないという先生も多くて…なかなか悲しい現実です。

今日勉強したことを活かせるようにわたしも努力したいです。

◆今日はお疲れ様でした! 

風早さんの熱いトークや充実した情報に学ぶことがとても多く、また、そこに寄せられる皆さんの質問や相談のトークも永遠に聞いていられる!と思うぐらい心動かされました。

ここのところ拝見する講座についていつも思うのですが、先生だけでなく定型の子や保護者も聞いたら、理解が深まるだけじゃなくて、今の学習をもっと効率的に効果的にできるヒントがたくさん詰まっているんじゃないかなと思います。年に一回とかでもいいから、交通安全教室みたいに先生も生徒も親も同じ立ち位置から学べる講座できたらいいのにな~!ってまた理想が1つ(*^_^*) 

でも、取り敢えずマツジョだけでも定期的に続けていけたらいいなとすごく思いました。 

素敵な講座ありがとうございました。また続きますように…!! 

◆本日受けた内容で、とにかく伝えたい!と思ったこと 

★RTI(Response to instruction:介入に対する反応)から、本人に合った支援をさぐり、どんどん進めて行く。とにかく出来ることから試してみる。検査を待っているうちに、子供たちの学習への困難さは学習意欲を低下させてしまう。

 ↑コレ、本当にそうだと思う。

 今日のような情報盛りだくさんの勉強会が重要ですよね!そして、何より、本人の感想が大切だという事。現状は検査が込みあい、ほぼたどり着けません。

それよりも、早めに本人の困難を軽くしてあげるのが大事ですよーって本当にそう思う。

★読み書きの困難に使うツールは普通にも使える機能 

今回の読み上げ機能は、障がいがあってもなくても使える機能。学びへの壁となる特性について解決できることは使おう。自分の苦手さや困難を知り、相手にどうして欲しいか伝えられることが大切。(大学生ではICTを使った学びはもうすでに当たり前)

 ↑もちろん、ICTがあれば全てを解決出来るわけではないし、困りごとを解決するツールや手段も個々に違うので難しい。でも、それを見つけるための情報提供は無いよりあった方がいいとつくづく感じました。 松戸市として、先生や保護者、当事者交えた今日のような勉強会が定期的に出来たらと感じました。

うちの娘は読みの困難はなかったけれど板書が大嫌いでした。(3年間、ほぼほぼ提出出来ず、内申はだだ下がり)

これは娘の特性として「覚えるために文字を書く」ことに意味が見出せなかったのだと思う。漢字ワークなどはやったことほぼないけど漢検そこそこ取ってました。 

(絵を書いたり物語を書くときは果てしなく書ける)

中1の夏休みの理科のレポートをパソコンで仕上げることを教えたらすごく捗ったり。コロナ禍でICT端末の配布でレポートがこの形になって生き生きしてました。

なので、紆余曲折ありつつも結果的に高校はオンラインの学びを選んで正解だったと思う。長く学びを続けるためにもモチベーションを下げないことも大事だと、9年間の義務教育を通過して痛感しています。

合理的配慮(ツールも含めて)はズルじゃない。目が悪い人がかけるメガネなんだと、声を大にして言いたい。 

 この情報を必要な人に届けたい! 

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教員不足もICTを使った支援【松戸市の現状】に関係しているかも。 過去のマツコブログ「教員不足は報道よりも深刻ですってば💦」はこちら