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爬虫類ノート

ベルツノガエルの飼育方法

2018.01.12 14:32

みなさまこんにちは、初めまして!

ベルツノガエルとクランウェルツノガエルを飼育しております、ぴすと申します。


今回はぷくぷく丸々したところが特徴のツノガエルの、私の個人的な飼育方法を書きたいと思います。

素人ではありますが、現在ベルツノガエルは4年、クランウェルは2年の飼育をしています。

まだまだぺーぺーですが、ご興味のある方はご覧ください★


その前にまずは、ツノガエルの基本的な知識を。

ベルツノガエルのWikiより。

ブラジルや比較的暖かいところに住んでいます。

ちなみに、開発による生息地の破壊、土壌汚染や水質汚染、ペット用の採集などにより生息数の減少が懸念されているそうです。。

もし家族としてお迎えするときは、大事に大事に育ててあげてくださいね。


それでは、次から飼育環境についていってみましょう!


その① ツノガエルの飼育環境について

ツノガエルちゃんたちの飼育環境として、様々な飼い方があります。

床材についても土壌飼育、ミズゴケ飼育、水を張るだけ・・・・など、レイアウトを重視している方など様々いらっしゃるとは思うのですが、私の場合、今まででほぼ全ての飼育方法をトライしました。

ですが、結局落ち着いたのは「キッチンペーパー飼育」となりました。

代謝の良いツノガエルにとって、一番怖いのは自家中毒を起こすことです。

ツノガエルは口から水を飲むのではなく、常に地面に着いているおなかで水分を吸収します。

そのためにもし、床材にある水が自分たちのうんちやおしっこで汚れている場合は、またその水を吸収してしまうことになります。そうすることで、汚い水を吸収し体の中に溜め、自家中毒を起こしてしまいます。


うんちはしていなくても、おしっこは毎日しています。

なので、私は掃除がしやすい「キッチンペーパー飼育」をし、毎日の掃除とペーパーの取替えを行っています。

たとえ自家中毒を起こしても、大きく元気に育ったアダルトの場合は環境を清潔にすることで持ち直すことはありますが、まだサイズの小さなベビーなどの固体では命取りになってしまいます。

このように、キッチンペーパーに水を含ませ、床材にしています。

ここで、水の量ですが、個人的に少なめ(キッチンペーパーに染込ませるくらい)の方が良いかと思っています。

水の量が多いとその分水全体におしっこやうんちが広がり、ツノガエルたちの逃げ場所がなくなりますが、水を染込ませた程度のキッチンペーパーなら、汚れているところからは勝手に逃げて、違うところで鎮座しています笑

ですが、たまに自分のうんちの上に座っている強者もいますので、しっかり観察して常にきれいな環境を作ってあげてくださいね!


その②温度について

ツノガエルの一般的な温度は22度~28度といわれています。

正直、ツノガエルの体は割りと丈夫なので、春で暖かくなってきた頃、夏、秋についてはそんなに気にしていません。

ですが、問題は冬です。

日本の冬は年々寒くなってきています。夏は床材さえ小まめに変えたら問題ないとは思いますが、冬はしっかりと壇を取らせてあげてください。

私が冬の始まり~春の終わりにかけて常に使っているのは

・パネルヒーター

・暖突


です。

下からパネルヒーターをあて、上から暖突で暖めています。

ただ、上から熱が来ると床材の水分がかなりのスピードで蒸発してしまい、カラカラになってしまいますので、冬にツノガエルへ暖突を使う際は気をつけてください!

水分が無くならない様に水かさを増やすのも良いとは思いますが、それも冷えの原因と、自家中毒への原因に繋がりますので、冬の時だけ土壌飼育や水コケ飼育に切り替えてあげるか、霧吹きをしてあげるのが良いかと思います。


その③餌について

ツノガエルは本当になんでも食べます!!

マウス、昆虫、金魚、、、本当に何にでも襲ってくるツノガエルですが、私は市販のツノガエル用の餌をあげています。

ベビーの頃からずっとこれをあげていますので、問題ないかと思いますが、反対派の方もいらっしゃるかもしれないですね。


顔そのものが口になってしまってる我が家のツノガエル。

こういったところから、パックマンフロッグとも呼ばれていますね。


■ツノガエルの病気について■

・レッドレッグ(細菌性皮膚敗血症)

私はまだ経験したことが無いのでわからないのですが、汚い環境のせいで手足が赤くなり、菌が回ってしまうという病気です。

自然下では全く無い病気ということですので、やはり不衛生な飼育環境が原因でこういった病気になってしまいます。


・腹水

私のベルツノが過去2回、この病気になりました。

最初は食欲不振から始まり、1ヶ月餌を食べないことからエキゾチックアニマルを見て頂ける病院へ診察に連れていきました。

小さな注射でお腹の水を抜いた後にその水を検査。中には菌がたくさんいた ということでした。

お薬を頂き、毎日しっかりとぬるめのお湯でお風呂に入れ、環境を綺麗にすることで今は元気にしています。


いつも動かず、何を考えているのかわからないツノガエルの病気を早期に発見するのはなかなか難しいところですが、冬以外での餌の食いつきが悪い、体を触ってみたときの硬さや脱皮不全、また水換えをした後すぐは基本的にしっかりと前足(手?)でしっかり体を支えて鎮座しますが、それができずにべちゃっとしてしまっている・・・など、

いつもと少し違うな、と思った時点で毎日清潔な環境にしてあげるところからカバーしてあげましょう。


ネットには自分自身で薬浴をされている方もいらっしゃいますが

私は信用できる病院が近くにある場合は、まずはそこにつれていくことをオススメします。


と、こういった育て方をしています!

まだまだツノガエルについてはわからないこともありますが、毎日何を考えているのかわからない表情、動き、本当に癒されます♪


長々と読んでいただき、本当にありがとうございました!!