袋分けの悩みを一気に解決できる予備金庫
家計をガッチリ守るには「袋分けがいい」と、聞いたことはありませんか?
「袋わけ」は知ってるけれど、予算が足りなくなって、あっちから借りて、こっちから借りて…。結局、わけがわからなくなって止めちゃった。
こんな経験、ありませんか?
片付け家計であなたの悩みを解消する、家計整理アドバイザーの丹羽志津子(にわしずこ)です。
手間がかかるわりに、なんの結果も得られないと、やる気も失せちゃいますよね。正しい方法で袋分けをすると、毎月の家計が黒字も夢じゃないんです。
今日は「袋分け家計」のときのお困りごとを解消できるアイテムをご紹介しますね。
袋分けの救世主は「予備金庫」
わが家は、予備金庫を用意しています。数年前に夫からプレゼントされたものです。
この予備金庫の使い道は、大きく分けて3つ。
1.小銭の両替
2.赤字費目の一時立替
3.特別費の一時立替
これらの目的で、予備金庫を使いこなすと「袋分け」で挫折することがなくなりますよ。
では、具体的にお伝えしていきますね。
1小銭の両替
家計簿をつけて、それぞれの費目の袋に予算を分けていれるとき。小銭がなくて困ったことはありませんか?
袋分けを成功させるポイントは
袋の現金=予算
※これは外せない大切なポイントなんです。
でもこんなお困りごとはないですか?
雑費の予算が残り980円なのに、お財布の中には1000円札しかなかった。
予算を分けたのに、現金をちゃんと分けることができない。細かいお金ができたら、雑費の予算をちょうどにしよう!というのは、挫折の原因になるんですよね。
なぜなら頭の中に「お金が崩れたら○○しよう」という、少し先の予定が入っちゃうんですね。普段の生活のなかで「記憶しておかなければならないこと」負荷は、少ない方がいいと思いませんか?
できるだけその場で解決できる方法がベストですよね!
そこで「予備金庫」の中の小銭を使って、お財布の中のお金を両替しましょう。
これさえあれば、いつでも「袋現金」=「予算」に保つことができますよ。
2.赤字費目の一時立替
袋分けで管理していると、どうしても赤字になる費目がありませんか?私も毎月黒字は出していますが、全部の費目が黒字じゃないんですよ。黒字は、思い込みです(笑)最終的にトータルで黒字ならいいんですから。
病院代が予定外にかかったとか、シャンプーやリンスのストックが切れて、まとめて買ったときなど、通常の予算より支出が膨らみますよね。
そんなとき、やってはいけないのが「ほかの袋から借りること」
これは、ついついやりたくなりませんか?「自分の家のお金だし、誰に迷惑かけているわけでもないから、まあいいか。」
こんな風に考えちゃいませんか?
しかし違う袋から借りると、せっかく予算に分けた意味がなくなってしまうんですよ。
貸した方の袋は、予算が減りますよね。その予算が足りないと、違う袋からまたちょっと借りて…。貸し借りしているうちに「あと使えるお金がいくらなのかわからない。どうしよう…。」
はい!袋にわけている意味がゼロです(苦笑)
そこで登場するのが「予備金庫」マイナスになってしまった金額を予備金庫から借りましょう。予備金庫から借りたお金は、家計簿に出納帳のページを作って管理するといいいですよ。
大切なことは、
「他の袋には絶対に手を出さないこと」
と心に決めましょう。
でも予備金庫から借りたお金は、どうする?いつ戻せばいいの?という疑問が湧いてきませんか?
予備金庫から借りたお金は、「月の家計を集計したとき」に、余剰金でリセットします。マイナスの費目もあれば、プラスになっている費目もあるはずですよね。
全部がマイナスでは、戻せませんから。その場合は、根本的に予算の見直しが必要です。大切なことは、「決められた予算のなかでやりくりするんだ!」という気持ち。
家計につよくなるメールレッスンを受講している方から、予備金庫は「何費ですか?」というご質問をいただいたことがあります。
どうしても予備金庫のお金を使いたかったようで…(笑)
「予備金庫」は家計費ではなく予備のお金。銀行に預けているお金の一部、予備のお金と認識してくださいね。目的なくお金を使わないというのは、基本の考えですよ。
3.特別費の一時立替払い
月々の家計費以外のお金が急に必要になる場合。例えば、お香典やお見舞いを包むことになった場合。
すぐに銀行に下ろしに行きますか?
それとも、家計費から出していますか?
冠婚葬祭にかかる費用は、毎月発生するものではないので、「月の家計」とは分けて管理すると、気持ちの上でラクですよ。
「せっかくやりくりしているのに、今月は急な出費でお金が出ていったから、赤字確定だわ~~」と、ため息をつく必要はないんです。年間で予算を貯めておき、そこから出して使う方式に変更してみませんか?
特別費は通帳で管理するのがおススメです。そしてすぐに銀行のATMから下ろしてもいいのですが、自宅に予備の現金があると便利ですよね。
予備金庫から立替払いをすると、わざわざその用事のために銀行に出向かなくてもすみますよね。あなたの取引している銀行まで往復にかかる時間は、何分でしょうか?10分、それとも15分?もしかしたら往復で30分かかるかもしれませんよね。
お給料日の資金移動の日と合わせて「特別費」の通帳から現金を下ろせば、時間と手間が省けますよ。あなたの貴重な時間を大切に使いましょう。
もっとくわしく「袋分け家計」をきわめて、やりくり上手になりた方へのマンツーマンのレッスンを行っています。
家計につよくなるメールレッスンの詳細はこちらからどうぞ。