いよいよ電動車(EV)が身近になってきたぞ!!
2022年6月4日。
私は大垣店の渡邊大輔スタッフと、富山県の富山市ファーレン富山本社隣接の「Audi富山店」にいました。
フォルクスワーゲンのスタッフがなぜに、アウディ店へ?
それはですね、「お客様向けの特別イベントの開催に同席するため」だったんです。
”Audi Q4 e-tron Roadshow”特別プレビューイベントがアウディ富山店舗特設会場で行われました。
アウディの電気自動車を「e-tron」と呼びますが、今秋デビュー予定の「Q4」はハイブリッド車でもなくPHV車でもない最新の「フルEV車」。今回は「アウディジャパン」の専用トレーナーが直接、展示車や映像を使って電気自動車専用のプレゼンを行ったのです。
では、グループは確かにアウディ・フォルクスワーゲン同じですが、なぜアウディへ?
そこなんです。実は、フォルクスワーゲンからもQ4 e-tronデビューを追って、日本へ導入予定が進められているそうなんです。電気自動車が。
しかも、このQ4と同じクラスで同じユニット(バッテリーや動力源)を持った車両であることから、導入前に情報収集をと、イベント参加に至ったわけなんですね。
ところで最近ニュースで、電気自動車の話題が取り上げられる頻度が多くなったと思いませんか?岐阜市内でもテスラの「モデル3」を見かけることが増えましたし、日産リーフも日常生活に定着していますね。
いかがですか?みなさん。
「電気自動車」についでどんなイメージをお持ちでしょうか?
・モーターで走るなんぞ、クルマじゃない。エンジンこそ、一番だ。
・電気自動車ってクルマが高そう。でも、ガソリンより維持費は安いのかな?
・電気自動車に興味はあるけど、充電って実際どうなの?
時代の変化、技術進歩によって様々な情報が日々入ってきますから、多様な意見がその分あるでしょう。
私は、電気自動車をどう思うか。「電気、お好きです」。子供の頃、ミニ四駆やラジコンで遊んで、学生時代は工学部電子学科、現在は「e-Bike:モーター付き自転車」に年間3,500km乗るほどです。
動力源が「電気」というのは、特に抵抗を感じません。ただ、現時点では価格、充電、耐用年数など多くの課題もあるので、新しい技術はとても楽しみですが現実とのバランスが。。。ってとこですね。
Audi e-tron GT(特別展示車)前後に一個づつ、2つのモーターを搭載
実際、お客様との会話でも「電気自動車」に関係する話題が増えてきているのを実感しますし、新規のご来店者から「フォルクスワーゲンからEVはいつでるの?」とお問合せも今年に入って多くなっています。電気自動車が良いのか悪いのか別として、多くの人が気にしている分野だと言えそうです。
さあ、ここからは写真を中心にアウディの電気自動車「Q4 e-tron」から分かることに触れいていきましょう。
ボディサイズは「Audi Q4 e-tron ≒ Volkswagen ID.4」
展示車は海外仕様(左ハンドル)のイベント専用車でした
このQ4 e-tronはフォルクスワーゲンが日本導入を予定している電気自動車「ID.4」とボディサイズがほぼ同じ。サイズだけでなく、搭載するモーターやバッテリー、制御システムも大まかにいえば共通らしい。サイズだけ触れておきましょう。
全長: 459cm
全幅: 187cm
全高: 164cm
全長は、ティグアン(450cm)より長く、新型ゴルフバリアント(462cm)より短い。
全幅は、ティグアンR-Line(186cm)とほぼ同じ。
全高は、T-Roc(159cm)より高く、ティグアン(167cm)より低い。
電気自動車は部品点数が少ないので、、、
そもそもエンジン車はフロントグリルが大きく開いています。ラジエターという冷却装置に風を当てるために機能と併せてデザインされているケースが多いのです。しかし、電気自動車には冷却する部品が少ないので、グリルを設ける必要が無くなりました。無い方が空力特性にも優れているようです。なので、それでもQ4 e-tronがフロントグリルっぽくしたのは、「アウディらしさを表現するためにデザインとして残した」と、イベント中の解説では言っていましたね。
エンジン車に比べ、部品点数が少なくて済む電気自動車。果たす役目も変化します。
部品点数が少なくなるとこんなところにも変化が。
この電気自動車はAudi e-tron GTです。GTというだけって、とても強力なスポーツ性能を持ったクルマです。ブーストモード390kw、馬力換算500ps越えの出力を前後輪1個づつ計2つのモーターで走行します。通常このクラスのパワーモデルが仮にエンジン車であれば、一般的に3~4リッターのV型ターボエンジンがボンネット内にズーンと収まることでしょう。
しかし、電動車であるe-tron GTにはなんと、荷室が存在するのです。決して広大ではありませんが、もちろんトランクルームが後方にも備えてあるので、前後に荷室を持ったスポーツ車となります。
パーツの少なさは、コンパクト化につながり、このクルマのように新たな利便性が付加されるのも電動車の特性のようです。
バッテリーと後席の関係
私が現時点の電気自動車でもっとも気にしているのが、後席の広さ。
ガソリン車と共有ボディの電気自動車はともかく、今後デビューする多くの電気自動車は専用のシャーシになるはずです。大容量のバッテリーを効率よく安全に配置するには、車のフロア下に置くスタイルが多くのメーカーが採用していますね。そうなると車内、特に後席のフロアが盛り上がり、空間を犠牲になっていないか今回Q4 e-tronで確かめたかったんです。
大垣店の渡邊大輔スタッフに座ってもらってチェック。欲を言えばティグアンの広さが欲しいところなのですが、あれは規格外。それは求めすぎとはいえ、このQ4 e-tronも十分な広さが確保されています。後席に座った時、人の足が、運転席のシート下に足の逃げ場が有るのでバッテリーが搭載されながらこの空間を持っている事は十分だと感じました。
比較参考:テスラ モデル3 と、ボルボ C40の後席
アウディらしい先進的なコックピット
フォルクスワーゲンが今後日本へ導入を予定している電気自動車「ID.4」。このコックピット周りはアウディとは差がありそうです。ドイツオフィシャルサイトで「ID.4」の運転席周りを写真で確認してみると、比較的シンプル。一方、アウディは凝ったデザインだなって感じました。
ハンドルの上辺がフラット(↑写真)になっていますよね。これは、新たに採用した「VRヘッドアップディスプレイ」の表示を運転者が見やすくするためだとか。VR!のヘッドアップディスプレイ。速度や簡易ナビ表示をフロントガラスに投影するだけでなく、走行風景や先行車に対して表示が伴うらしいですよ。説明しにくいです。実際に走行しながら表示させてみないとイメージできませんね。。。
参考までに、ラゲッジルームの写真です。写真では広さを表現しにくいですが、狭くもなく広すぎる事も無く。現行ゴルフ8ハッチバックよりやや広いかなってとこです。ここは、下にモーターが居ますからね。現状、ガソリン車の様に広くなるには技術的な進化か、モーターのレイアウトを変えないと改善出来ないでしょうね~。
同会場に立ち合いのアウディジャパンの御担当者の見解も、「真横のゴルフバック置きは、ちょっと厳しいですね~」。じゃあ斜めはどうなんですか?「いや、斜めもですね、ちょっと。。。」スポーツのゴルフをプレーされるオーナー様に参考になるか。荷室は「あとちょっと」らしいです。
さあ、今回は電気自動車の話題に触れてみました。
すっかり、バッテリーや充電の話題に触れ忘れました。
近日、補足したいと思います。
アウディは2028年だったかなあ、エンジン車の新型最後の投入になるそうです。フォルクスワーゲンも2028年でエンジン車の開発は終了、だったはず。テスラは着々と世界で台数を伸ばし、アメリカ、上海に続き自動車大国ドイツに車両工場を稼働させます。また、多くの自動車メーカーは2030年前後で大きな転換期を迎える予定が多いですよね。更にソニーやアップル?本当に出るのかな?新規参入メーカーもありそうだし。中国のEV関連メーカーも技術が凄い事になってる。着実に計画進行中のトヨタ自動車も水素エンジンや水素自動車の話題も絶えませんね。
2030年なんて結構先の話で。。。って感じでしたが気付けはあと、7年たらず。
その頃、ガソリンスタンド残ってるのかな?
みなさま、この先どんなカーライフが待っているでしょうね?
ー余談 その①ー
私は以前、3月に「Audi e-tron」という電気自動車に試乗しましたが、今回の研修で渡辺大輔スタッフが同モデルに試乗しました。モーターの凄まじい加速を体感。
同じく彼も私も驚いたのがこのデモカー。ドアミラーが「カメラ仕様」なんです。乗ってみて実感するのですが、車線変更、バックの駐車、とにかく見慣れるまで大変。運転中にパッと、ドアミラーに目線をやると「カメラ」がいる。ギョ!後方が見れない。慌てて画面を探す。見つけた画面を見ると今度は「画面では距離感がつかめん!」。
先進的な技術なのはスゴイけど、なかなかだわ。。。
画面は、高精細で滑らかな表示なんで、画面はきれいなんですよ。それと、カメラ化で小型になったのは良いのですが、結構、両サイドに飛び出てるんですよね。でんでん虫の目みたいですね。
20~30分程、走っていると画面に見慣れてきて、その後はリラックスして試乗出来きたことは報告させていただきます。
ー余談 その②ー
建設中の建物。これは、富山市婦中町の現場。交差点の対角面には「ファボーレ富山」というショッピングモールがあります。ファボーレは恐らく富山市民のホットスポット。
どのくらい工事が進んでいるのか楽しみで立ち寄ってみましたが、ずいぶん工事が進んでいてびっくりしました。しかも、意外と立派な建物。
なんの建物かというと、この秋にオープン予定の「光岡自動車」のコミュニケーション店?と、併設でドイツ車以外のディーラー?を始めるのだとか。詳細は言えませんが、なんか楽しそうな施設になりそうです。
光岡自動車はファーレン富山の親会社です。あの「オロチ」をはじめ、最近では「ロック・スター」、「バディー」が大ヒットしましたが「ちょっと変わったカスタマイズ(改造)メーカー」ってイメージを持たれるかもしれませんね。
実はこれ以外に全国で輸入車ディーラーを運営しているのです。2022年時点で代表的な取り扱いで紹介すると。
名古屋でマセラティ、BMWモトラッド(バイク)。関東でアメリカ車やイタリア車の販売。大阪、兵庫ではランボルギーニなどです。なので、今回併設のディーラーもきっと輸入車を取り扱うのでしょう。
また、秋に富山に来なあかんがネェ~!