社☆ガール10周年活動報告講演会に参加しました。
↑ 松江県民会館
22年6月18日 島根県民会館 会議室
今回、社☆ガールさんの10周年活動報告講演会があるということでお邪魔してきました。
『社☆ガールさん 10周年おめでとうございます!! 』
社☆ガールさん(神社ガールズ研究会)
私の幼なじみが、社☆ガール会長の河野美知さんと友人で紹介して頂いたのがきっかけで、以来何度か講座や講演会にお邪魔してお話を聞かせて頂いてました。
(ふらっと神社HPからもリンクを貼らせて頂いています。)
同じ神社めぐりをする中で、いつもいい刺激と学びを与えて頂いてたので、今回の講演会はすごく楽しみにしていました。
というのも、19年後半からのコロナ禍でなかなか神社巡り出来る状況では無かったのは、私も同じでした。なので、社☆ガールさんの活動はやっぱり私にとっても励みになるので、本当に嬉しい気持ちでお邪魔しました。
↑ 開会のあいさつ 司会:社☆ガールの福井さん
講演会テーマ
社☆ガール10周年活動報告講演会
『島根をあじわいつくす 神社&神話&女子旅』
↑ 講師は社☆ガール会長の河野美知さんです。
↑ 社☆ガール発足の経緯
当時美保関郵便局長だった三代さんから、
「美保関に住んでいて、祭りに参加していても、お祭りの由来や、神社のことも知らない者もいる。わからないことは私が教えるから、現代の神話の語り部となって欲しい。」
と、河野さんはお話を頂いたことがきっかけとなったそうです。
当時のエピソードとして、河野さんはこのお話があるまで、あまり神話とか詳しくなかったと仰られてました。めっちゃ勉強されたんですね。
私も以前住んでいたところは、神話にまつわるお祭りのある地域に住んでいました。氏子としてお祭りに参加するようになってからも、神社のご祭神もことも、お祭りの由来など全く知らず(小学校のころに地域学習などでしているはずですが、全くと言っていいほどの無知でした)、ただただ参加しているだけでした。 私はその後にミーハーな気持ちで参拝した須佐神社に行ったのが転機でした。
↑ 発起人の三代さん(左)と社☆ガール副代表の松本さん(右)
河野さんはその後、三代さんから社☆ガールの副代表を務められている松本さんを紹介され、発足に至ったそうです。
発足当時は、古事記編纂1300年を記念して行われる島根県独自の観光展開が活発になっていた時期。そんな地域行政の背景なども踏まえて、社☆ガールの発足となったそうです。
写真の出雲三大神話とは
美保関は神話でも多く語られる地域で、その神話簡単に説明します。
①国引き神話
八束水臣津野命が越の国から引っ張って出来た土地として美保碕が出てくる。
②大国主命の国造り神話
大国主命がどうやって国を大きくしようかと考えていた時に、少彦名命と出会った場所として出てくる。
③国譲り神話
大国主命が天照大神から国譲りを迫られ、その決定を御子神:事代主命に委ねるが、そのとき事代主命が居たのが美保関。
「美保関って、こんなに凄いところなのに・・・」
と、言う三代さんの熱い想いが社☆ガールの原点だったんですね。
↑ 社☆ガールの活動内容
「ただ神社を巡るのだけでなく、その土地のこと、そこに住む人の想いが知りたい!」
河野さんの社☆ガールの活動に込める、熱い地域愛が感じられます。
きっと三代さんの想いが河野さんにも移ったんですね(^^)
↑ 2011年からの活動年表で活動内容を振り返るところ
ここで私事で恐縮ですが少しだけお付き合いください。
私が河野さんと初めてお会いしたのが2016年でした。
私がお会いした頃は、社☆ガールさんの活躍は地元紙やフリーペーパーなどでもお見かけしていたので、幼なじみの紹介とは言え、とても緊張していたのを覚えています。
ジャスミンさんの ランチで食べた飲茶が美味しかったのですが、喉を通らないくらいでした(笑)
(ランチの後に幼なじみと同級生と河野さんで神社巡りなどした様子がこちら。)
17年には、社☆ガール主催の美保関で行われたジオパークガイド養成講座に参加させていただき、人に伝えるテクニックを講座で学ばせて頂きました。
まだなかなか出来ていないのですが、この時から人に何かを説明するときは、
「小学6年生にわかるように。」
と、今井先生に教わったことを心がけています。
18年には、風土記の丘で行われた社☆ガール活動報告講演会で、関和彦先生のお話を聞くことが出来ました。
出雲国造の拠点の変遷についてのお話を伺って、吉佐(安来)ー八雲ー出雲を巡って見たりしました。
年表とともにその頃のことが昨日のように思い出されました。
社☆ガールさんの講演会とか数回しか参加していないですが、いつもすごく刺激されてます。
以上、私事でしたm(__)m
↑ 10年で社☆ガールの活動で参拝した神社 492社!! 凄いです!!
↑ 出雲神話にまつわる神社巡り
出雲神話の中には、地名の由来などのお話が神話として語られているんです。
なので、単なる神社巡りで終わらせないというお話。
コレほんと大事です。
私も参拝後に調べてビックリ!なんてこと結構あったりします。
事前に調べることが出来れば、写真に写さないといけないところを逃したりしませんよね。(汗)
↑ 神話の舞台巡りについて
神話に出てくる神様には、人のように色恋沙汰が沢山出てきます。
そんなロマンスが感じられる神社巡りもされている話。
神話に伝わる雰囲気をその地へ行って、思いめぐらせるのもとても面白いものです。
実際に行ってみて、海や川、木々の香りなど、今の時代でも神話の時代とさほど変わらずに感じられるもの沢山あります。
昔話としてメジャーな神話も多いので、そこをとっかかりに巡られるのもおススメです。
↑ 現地へ赴くことの大切さ
現代では写真や動画と言った伝える道具や手段は沢山あるのですが、そこにしかない独特の空気感は、自分で体験してみるしかないと言うお話です。
私も同感です。
先人もことわざで、
「百聞は一見に如かず」
と言っています。
人間は五感で感じる生き物です。
道具では視覚と聴覚だけしか伝えることが出来ません。
湧き水で味覚を、木々に触れたりして触覚と嗅覚を、そうして五感全部を使ってその場で受け取る情報はとても多いです。
↑ 社☆ガールさんの神社巡り動画
コロナの影響で神社巡りが難しくなったなかで、リモート参拝が出来る様にYouTubeに動画を配信するようになったそうです。
↑ 会場でも上映された動画です。
やっぱプロの動画は一味違います!
↑ 河野さんがケーブルTVでナビしていた42浦巡りとジオのお話
残念ながらケーブルの番組はケーブル入れていないので見れていないですが、42浦巡りは私も凄く巡りたくて、ほんの数社しか参拝出来てません。
ジオは私も養成講座でお聴きしたので、本当に懐かしい感じでした。
現在、社☆ガールさんの会員の方で、ジオパークガイドをされておられる方もいらっしゃるので、ジオ+神話に強いガイドさんは社☆ガールさんのオフィシャルホームページからも問い合わせ出来るので、興味ある方は是非ガイドを依頼してみてください!
とっても素敵なホームページです。(ふらっと神社LINKにも追加しました)
↑ 社☆ガールの今後について
「2033年風土記編纂1300年まで、あと10年。
社☆ガールは今後10年を新たな目標を持って活動を違う方向へもシフトさせながら活動していきます!」
河野さんの宣誓とも言える、新たなる活動目標。
言われてハッとしました。
私は10年後のことなど全く考えていませんでした。
今日、この話を聞いていなければ、きっと変わらずのペースで変わらないことをしているのでしょう。
でも、社☆ガールさんの言われるように目的を持って行動することってとても大切ですよね。
私も何か一つ2033年までになせることを目標にして行きたいと思いました。
↑ 社☆ガールさんの足跡 会報誌も沢山発行されてます。
社☆ガールさんの活動記録では、私も行ったことの神社もあれば、まだ参拝出来ていない神社もあり、楽しいお話が聞くことが出来ました。
私はネットなどで 社☆ガールさんの記事を読ませて頂いていて、いつも思うのはメンバーの皆さんの行動力と人脈。
これすごいんです。 社☆ガールさんは、その神社めぐりするところとかメンバーの方が企画を立てて神社めぐりをされるんだそうですが、その方が宮司さんと知り合いだとか、関先生のような考古学の第一人者の人の話を聞く勉強会を開催されるとか。
一人で黙々と神社巡っている私にはとても思い浮かばないようなこともされているので、本当に素敵な会なんです。
会員になると、会報誌が4回/年送られて来るとのこと。
神社巡りだけでなく、勉強会・企画会なんかも楽しそうですよ!
↑ 3枚 県民会館近くの堀川のたもとにある雨粒美伝の像
こんなの出来てるって知らなかった(汗)
↑ 堀川遊覧船
橋をくぐるときに船の屋根が下がります。
冬場はコタツ仕様の船になります。
↑ 松江のシンボル松江城(千鳥城とも言います)
今回1時間半の報告講演会でしたが、また新たな刺激を戴いたとても楽しい時間でした。
ぜひまた報告講演会や勉強会に参加させて頂きたいと思います。
今回お邪魔させて頂き、ありがとうございました。
※講演会終了後、社☆ガールの賛助会員になってきました。よろしくお願いいたしますm(_ _)m