【あべそうた】令和4年度 第2回定例会 一般質問 ①PTAについて【調布市議会議員】
こんばんは、あべそうたです。
6月6日に令和4年度第2回定例会の一般質問がありました。
今回の一般質問では、私は大きく分けて2つの質問をしました。
このブログでは、そのうち「PTA業務の負担について」の質問の内容を書いていきたいと思います。
1. PTA業務の負担について
この質問の意図は、
PTAという組織は子供たちの為に必要な組織であり、これをより良い形で次世代に繋いでいくべきだ
というところにあります。
PTAについては、これまで市民の方から
「役員決めで嫌な思いをした」
「PTAで仕事を休んだ」
「くじ引きで役員を決めた」
こんな思い、声をよく聞きました。
PTAとは、任意のボランティア団体です。
本来であれば、加入する・しないや、PTAの活動をする・しないも選べるはずです。
PTAという組織は戦後から始まり、長い間ほぼ変わらない形で組織として存続してきました。
上の表で分かる様に、共働き世帯数は40年前からみて倍以上になっています。
PTAに限った話ではないですが、組織というものはその時代に合った形、やり方にする必要があると考えています。
最近では、PTAの活動が原因で裁判にまでなるトラブルも起きています。
調布でもこの様な事が起きる前に、市としてできる事をするべきだと考えます。
市の政策として、働きながら子育てしやすい環境を作る事は重要で、市がそのような取り組みに重点をおいて活動されている点については評価しています。
最近では、放課後事業ユーフォーの終了時間を延長するなど、保護者の就労しやすい環境づくりに繋がる素晴らしい施策を展開しています。
保育園の待機児童を減らしている点、学童への支援を増している点も先進的な取り組みを行われていると思います。
共働き世帯やひとり親世帯が増えた事・新型コロナウィルス感染症の流行によるニューノーマルな生活が広がってきていることが要因で、市内でも改革を積極的に行っているPTAも出てきています。
上記は調布・上ノ原小学校でのPTA改革を取り上げた調布経済新聞の記事になります。
記事の内容を私の理解で要約しますと、
・上ノ原小学校従来のやり方ではPTAの運営が成り立たなくなった事からPTA改革が始まり、全ての業務において自発的ボランティアのエントリー制にした。
・保護者は、出来る事を・出来る時に・無理のない範囲で《ハイ!》と手を挙げて力を合わせるPTAになる様にチャレンジしている。全ては子どもの笑顔のために。
という内容です。
上ノ原小学校の様に、時代に合わせたPTAになれるようチャレンジを行っているPTAも出てきています。
市としてこの様な活動に対して、しっかりと予算を含めてサポートする必要があるのではないかと考えます。
市として支援を行う事が、「子育てしやすい環境」を作る一助となると考えるのですが、将来的に市としてそのような支援を行うことはあるでしょうか。
この様な質問を行いました。
Q1 保護者の就労状況の認識について
Q2 PTA業務の負担があたえる保護者の就労への影響について
Q3 これからのPTAへのサポートについて
答弁
A1 共働き世帯が増えている事は認識している
A2 保護者に対して入会を強制する事のない様にしている
PTA側でも負担軽減できるように工夫していると認識している
A3 調布市公立学校PTA連合会補助金を交付して、支援している
この様な答弁がありました。
私からは、最後に市に対して以下のような要望を述べました。
各学校のPTAは任意の団体であることから、市が直接やり方などを言うのは難しい立場である事は理解しています。
<仕事をしていても子育てしやすい調布>にする事は、この先、今以上に重要なタスクだと考えます。
答弁でもありましたように多くのPTAで時代に合わせた改革が必要です。
しかし、他のPTAがどの様な改革をしているのかを知らない、と言う保護者が多くいます。
要望として、素晴らしい改革にトライしているPTAの取り組みを、保護者などに積極的に周知するようお願いいたします。
各学校の様々なPTAを知る事により、議論も進み、時代に合ったより良い組織になると考えますので、よろしくお願いいたします。
全ての保護者がPTAの業務で嫌な思いをしなくなるまで、引き続きPTA改革の一助を担っていきます。
「PTA業務の負担について」の質問の内容は以上になります。
もう一つの質問である「新しい総合福祉センターと京王多摩川」については、後日書きますので、引き続きよろしくお願いします。