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看護の定義【ヘンダーソン】

2018.01.14 04:18

ヘンダーソンによる看護活動の基本構成要素

①患者の呼吸を助ける
②患者の飲食を助ける
③患者の排泄を助ける
④歩行時及び座位、臥床に際して患者が望ましい姿勢を保持するように援助する。
 また、患者が一つの体位から他の体位へと身体を動かすのを助ける。
⑤患者の休息と睡眠を助ける。
⑥患者が衣類を選択し、着たり脱いだりするのを助ける。
⑦患者が体温を正常範囲内に保つのを助ける。
⑧患者が身体を清潔に保ち、身だしなみよく、また皮膚を保護するのを助ける。
⑨患者が環境の危険を避けるのを助ける。
 また感染暴力など、特定の患者がもたらすかもしれない危険から他の者を助ける。
⑩患者が他者に意思を伝達し、自分の欲求や気持ちを表現するのを助ける。
⑪患者が自分の信仰を実践する。あるいは自分の善悪の考え方に従って行動するのを助ける。
⑫患者の生産的な活動あるいは職業を助ける。
⑬患者のレクリエーション活動を助ける。
⑭患者が学習するのを助ける。
※「Basic Principle of Nursing Care(看護の基本となるもの)」著:1960年より。

先日ナイチンゲールによる定義を書きましたが、

今回はヴァージニア・ヘンダーソンの定義です。詳しくはwikiで。

ヘンダーソンは、看護の基本となるものの中で、


The unique function of the nurse is to assist the individual, sick or well,

 in the performance of those activities contributing to health or its recovery (or to peaceful death) 

that he would perform unaided if he had the necessary strength, will or knowledge.

And to do this in such a way as to help the individual gain independence as rapidly as possible


「看護婦の独自の機能は、病気であれ健康人であれ各人が、

 健康あるいは健康の回復(あるいは平和な死)

 に資するような行動をするのを援助することである。

 その人が必要なだけの体力と意志力と知識を持っていれば、

 これらの行動は他者の援助を得なくても可能であろう。

 この援助は、その人ができるだけ早く自立できるように仕向けるやり方で行う」


と述べ、診察介助など医師と共同して働く行為だけでなく、

看護師自身の判断による独自の働きがあることを主張しています。


ポイントは

sick or well」(和訳では、病気であれ健康人であれ

にあらわされるように、健康な人も対象者としたこと!


また、

to do this in such a way as to help the individual gain independence as rapidly as possible

(その人ができるだけ早く自立できるように仕向けるやり方で行う)


という部分。できるだけ、自分で自分のことをできるように支援すること

要するに、セルフケア能力を前提にしていること!


ここは重要なポイントになると思います^^


色々な理論家がいますが、看護の世界では

ナイチンゲールに次ぐ、有名人。

これは必ず覚えておきたい知識です。


先日、1年目の看護助手さんから

「看護師さんが、助手業務をするのは苦痛じゃないんですか?」

と質問をされました。

これもそれぞれの価値観だと思うのですが

多分、彼(看護助手さん)が言っていたのは

おむつ交換や着替え、食事やお茶の準備、車いすへの移乗などなど

普段、メインは介護福祉士さんや助手さんが行っている

身の回りの世話のことを指しているんだと思います。


多くの病院ではおむつ交換を主にやるのは介護福祉士さんや助手さんですが

ヘンダーソンの定義からも、身の回りのお世話は看護師の役割です


苦痛だとは思いませんが、目の前で起きていることすべてに対応していたら

時間がいくらあっても足りません;

だから、介護福祉士さんや助手さんの協力が必要だと思うし、

」できることはやるけど、「」できないことは頼みます。なので


ぁぃ「身の回りのお世話は、看護の仕事だからね。苦痛とか…やらない!って選択肢はないよ^^」


って答えました。


今は、業務割で役割が明確になっている病院が多いと思うのですが

お互いが協力し合って、お互いの業務をスムーズに行うための役割です。

そのための役割分担はすごく大切だと思いますが!!

だからといって全てを投げやりにしている訳ではないってことは理解して欲しい。


きっと、今の職場では、協力体制が崩壊していて、(得意の忙しいから?!なのかなぁ??)

助手業務をしてくれる看護師が他にいないから、

私が助手業務を手伝うことが不思議なんだなってw

・・・・・でも、逆に協力することが「当たり前(依存)」とも思わないで欲しかったり;


患者さんだけじゃなくて、スタッフへも興味を持って働くことが大切だと感じて

今の病院に、足りないもの・・・・・・・・これだなぁ~

と思った新人さんの言葉でした。


今年の目標、一つ。


スタッフの協調性強化!!


…管理職でもない私が考えることでもないんですけどね;


自分のためにも働きやすい、親しみやすい職場作りって大事だと思うから!

今年は仕事の効率アップ目指します!!