江東区の定住意向が九十二㌫で最高記録、主要区で二位に浮上
【社会報道】 平成三十年一月十一日に江東区(区長:山﨑孝明)は、第二十三回『江東区政世論調査(二十九年度)』を公表した。内、定住意向が区政史上で過去最高の九十二.〇㌫を記録。転出意向は二.三㌫であった。本調査は一年おきに実施。外国人を含む、満十八歳以上の男女一千五百人を対象に個別面接聴取法で実施した。有効回収数は九百八十票と回収率は六十五.三㌫となった。
定住意向の理由としては「自分の家(土地だから)」が四十三.九㌫で首位。続いて「日常生活に便利」が三十八.四㌫、「住み慣れているから」が三十五.一㌫、「通勤・通学に便利」が二十八.七㌫であった。同区は三エリアに分けている。門前仲町や清澄白河を擁す西部「深川エリア」、南砂や亀戸の東部「城東エリア」と豊洲や東雲、新木場の南部「臨海部(湾岸)エリア」。同区は三つのエリアで各目標を設定している。本調査により区政が奏功したといえる。
山﨑区長(癸未、写真最上)は、本調査の挨拶で「区では人口増加や南部地域の開発などに伴い多様化する区民ニーズに的確に対応し、こどもから高齢者まですべての世代がいきいきと暮らせる地域社会を目指して、『江東区長期計画(後期)〔平成二十七年度~平成三十一年度〕』を策定しています…今回の調査では、社会情勢の変化などを踏まえ「江東区ブランディング戦略」「学校安全」「児童虐待」「緑化推進」を新しく調査項目として設けました。」と記した。同区の人口は報道現在で五十一万人を超えた。
特別区の内、主要区の中で目黒区(青木英二、写真上)が最も高い定住意向の九十五.〇㌫(二十九年度)。品川区(濱野健)は八十九.〇㌫(二十八年度)、中央区(矢田美英)は八十六.一㌫(二十九年度)、港区(武井雅昭)と豊島区(高野之夫)は八十四.九㌫(二十七年度、二十八年度)、千代田区(石川雅己)は八十四.四㌫(二十八年度)、世田谷区(保坂展人)は八十一.一㌫(同)、新宿区(吉住健一)は八十.二㌫(同)となっている。
撮影:岡本早百合