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キャブコンの運転で気をつけるポイントは?

2022.07.13 09:07

どんどん夏のような気候になってきました。こういう時にエアコンがあると車内でものんびり快適に過ごせます。


さて、今回はレジストロアウルを3年間運転してみて改めて思ったことを書いていきたいと思います。

少しネガティブな内容が多いですが、キャブコンは運転を楽しむ乗り物ではありませんので、普段こんな事を考えながら運転していると感じていただければと思います。

①気を使うことが多く街中での運転は疲れる。

運転しやすい大きさのレジストロアウルですが、それでも車高2.6mとマイクロバスとほぼ同じ高さです。


幅は1.9mと外車並みの大きさですが、高さに比べるとそれほど苦にはなりません。

背が高いことによって困るのは普通車よりも気をつけることが多く、精神的に疲れることです。

全日本トラック協会 安全運転の基本から引用。※このテキストは初めてキャブコンを運転する人には是非読んでいただきたいです。

レンタルキャンピングカーの事故で多く、また重大な結果になりやすいのは高さの失念による接触事故です。(意外に思われるかもしれませんが、横転事故よりも多いです。)

気をつけないといけないのは、対向車が来て避けるために左に寄せて看板や屋根にルーフが接触といったパターンです。普通車に乗っていればまずありえない事故ですが、普通車感覚でキャブコンを運転すると屋根をぶつけてしまいます。

(ネットで写真を借りてきました。)

稀にキャブコンのセールストークで、ほぼ同じ大きさの宅配トラックはどこでも入っていけますからキャブコンは機動性抜群です。という話を聞くことがありますが、少なくとも宅配トラックを運転しているドライバーは仕事で乗っていて、講習をしっかり受けたプロです。


それに対して、初めてキャブコンを運転する方や、たまにしか乗らない方は運転に慣れたタイミングで高さを忘れてしまうことがあるようです。

心配なら同乗者に降りて確認誘導してもらいましょう。ぶつけてしまったらとんでもない修理代が発生してしまうのですから、それに比べれば安いもんです。

高さ以外にも気をつけるポイントがあり、なんとなくで運転すればえらいことになってしまいます。とにかく慎重に運転することが必要です。

レジストロアウルも小回りが効いて運転しやすいですが、私は疲れるので狭いところには入りたくありません(笑)


②死角が思ったよりも大きく、補助ミラーの設置は必須。

レジストロアウルに限らず、キャブコンはとにかく左後方の死角が大きく、慣れるまでは左側に合流する際にミラーだけでは死角にいる車を確実に見落とします。


うちのアウルでも一度死角に入った車と接触しかけたことがあり、急いで補助ミラーを装着しました。


おかげで死角がだいぶ少なくなり、安心して運転できるようになりました。この車を購入するなら補助ミラーの装着は必須でしょう。

③キャブコンは速度を出すのにそもそも向いていない

キャブコンは重心が高く重いです。つまり、ひっくり返りやすく止まりにくいです。


今流行りのキッチンカーも同じですが、車両の重量バランスや重心の位置は車両ごとにバラバラで、高さ長さがほぼ同じバンコンと比べると、安定性の面では圧倒的に不利です。


急ハンドルを切れば横転の可能性が高くなります。ですから、運転する際はこういった危険性を十分頭に入れ、慎重な運転が求められます。

①速度を出しすぎない。

②カーブではスローインスローアウトを心がける。

③下り坂ではエンジンブレーキを使用し、ブレーキ系の負担を軽減する。

④横風の予想される場面ではキッチリ減速する。


これらは最低限必要となります。普通車の運転ではなく、トラックを運転しているんだという気持ちを忘れないことが大切です。


キャブコンは車内空間が広く停車時の快適性に優れます。その代償として走りはかなりの制限を受けてしまいますので、しつこいようですがクルマに合わせた運転を心掛けていただくのが安全にキャブコンを楽しむコツです。そもそも、急げば車内がえらいことになります(笑)


どうぞゆっくりゆったり目的地までの移動を楽しんでいただければと思います。