「おとだま外伝ビートボクサー歌合戦」のこと。

なんだかんだ、バタバタで、ライブレポートが遅くなりましたが

６月１８日に目黒カフーにて、「おとだま外伝ビートボクサー歌合戦」のバックバンドでキーボードを演奏させていただきました。

普段、ヒューマンビートボックスで活躍されている方々が、

ビートボックスをあえて封印して、歌で勝負し、優勝を決める、という斬新な企画で、演奏させていただきました。

特に本番までの時間が、ものすごくタイトで、出場者の皆さんとも、しっかりご挨拶もできないまま、本番を迎えたので、

音のバランスとか、みなさんがそれぞれ、どんな感じの歌声やテンションやトーンで歌われるのか、わからない状態で、不安もあったのですが

最終的には、大盛り上がりで、本当に楽しい時間になりました。

８名のビートボクサーで１回戦を行い、上位３名が決勝に上がれるというシステムだったのですが、

この決勝が本当に接戦で、なんと決勝に進出した３名が全員同率一位になるという展開になり、全員で「そんなことあるの！？」と驚きました。

そこからは、延長戦で、３名がその場で選曲した曲を歌い、

最終的には、YAMORIさんが優勝しました。

終演後に、ご本人にもお話しさせてもらったのですが、

延長戦の最後の最後に歌われた、尾崎豊の「I LOVE YOU」で、僕も演奏しながら、

お客さんの目がどんどんハートになっていくのが見えたんです。

歌の技術的なところや、声の良さ、だけでなく、

人の心を持っていってしまう力を感じて、それが結果的に勝利の女神が微笑んだ要因になったように思います。

でも、本当に最後の最後まで、誰が優勝するのか、全然わからなかったから、僕もすごく楽しかったし、

個人的には、Rayくんの歌ったコブクロの「蕾」がすごく印象に残っていて、彼の声や歌い方がすごく好みで、

唯一、この曲だけ、コーラス入れさせてもらったんですけど（即興の余興は例外、笑）

トーンとか、ニュアンスとか、ものすごく合わせやすかったです。

あの、歌声と、いかついビートボックスが、同じ体、同じ喉から出ているのが信じられないです。笑

皆さんの曲のジャンルや、曲調も、様々、歌い方や声やキャラクターも、様々で、

多様な歌声を聴けて、とても刺激的でした。

今回のバンドメンバー。

私も含めて、ここまで主張の少ないプレイヤーが集まることは本当に珍しいと思います、笑

だから、歌よりも前に出るようなことがない演奏だったと思います。

こんなステキなイベントを演奏で盛り上げることができたのも、嬉しかったですし、

わざわざバンドメンバーにまで、差し入れを下さったお客さんもいてくださって、それも嬉しかったですし、

とっても可愛いファンアートまで描いてくださった方もいて、

嬉しいことたくさんあったんですけど、

なによりも、このイベントが成功して、

主催のにもさんの、めちゃくちゃ嬉しそうな顔が見れて、それが何よりも嬉しかったです。

僕はこの笑顔を見るために

音楽とか演奏とか、頑張ってきたんだな、って本当に思いました。

もう本当に、それが何よりも嬉しかった。

またVol.2もやれたらいいねっていう話もあるので、

その時はまた、呼んでいただけたら、嬉しいです。☺️