競馬の本格テスト大会、来年度にも実施へ＝農業部

　農業農村部は今日の通知で、来年度の秋・冬をめどに競馬のテスト大会を実施すると明らかにした。またこの大会では、五ヵ年計画に則り勝馬投票券(馬券)の販売を行うとした。

　以前からも競技としての競馬は内蒙古などで開催されていたが、馬券の発売などの賭博は禁止されていた。鄧小平氏の時代には一部の競馬場で、入場券の番号と勝馬の馬番が一致した人に一定額の賞金が贈られるシステムはあったが、程なくして廃止された。

　農業部は以前、国家体育総局と起草した五ヵ年計画で、2025年までに世界一流の競走馬の育成国になることを目標としており、来年度にも定期大会の実施を計画していた。

　これに基づいて今年度では、競馬の普及を目指して設立されたナショナルホースクラブが、フランスギャロやシンガポールターフクラブなどの協力を得て、内蒙古自治区にあるフフホト競馬場で馬券販売以外は国際的な方式に基づく、国際的な競馬イベントを開催していた。