吉田豊彦は、優勝を知らない
南海、ダイエーホークスを知る男・吉田豊彦のことを書いてみる。
吉田豊彦
1966年生まれの51歳
1987年ドラフト1位で南海ホークスに入団。
ルーキーイヤーに4勝、
ダイエーに代わった1988年は先発ローテ入りし10勝を挙げる。
1992年にはオールスターにも出場。
1994年は12勝を挙げ、吉永とともに最優秀バッテリー賞を受賞。
弱きダイエー時代の先発陣を支えていたが
1997年は不調で中継ぎの出番が増え、
そして1998年シーズン途中に阪神タイガースへトレードされる。
阪神では先発、中継ぎなどで4シーズン99試合に登板し7勝14敗。
2001年オフに近鉄へトレード。
近鉄では中継ぎでフル回転。
2003年には自己最多の60試合に登板。3度目のオールスターにも選出された。
球団消滅により2005年から東北楽天イーグルスに移籍。
2年連続2ケタホールドを挙げ楽天でも活躍したが
2007年16試合の登板に終わり同年引退。
2008年から2011年まで楽天コーチを経て
2012年からBCリーグ高知ファイティングドックスのコーチを務めている。
プロ20年間で619試合に登板し81勝
地味ではあるが4球団で活躍した吉田豊彦。
旧南海を知る男でもあるし、ホークスファンとしては印象深い選手でもある。
・・・がこの男。
プロ20年のキャリアがありながら優勝経験がない男なのだ
南海、ダイエー
1988~1998年シーズン途中まで
翌1999年ダイエー優勝
阪神
1998年途中~2001年
2年後の2003年阪神優勝
近鉄
優勝した2000年の翌年オフ近鉄に移籍
2002年~2004年
楽天
2005年~2007年
引退後コーチ
2008年~2011年
2年後の2013年楽天優勝
高知ファイティングドッグス
2009年に優勝
2012年~
こちも含め実に30年間。
プロに入って一度も優勝していないのだ。
ダイエー時代はずっとBクラス。
阪神も再開ばかりの暗黒時代。
近鉄では球団消滅を体感し、
楽天も再開続きで辞任。
現役時代Aクラスは近鉄時代の2回だけという
・・・あっ別に吉田を責めてるわけじゃないですよ(笑)。
もちろん1ミリも吉田豊彦が悪いわけではない。
しかし・・・勝ち運に恵まれてないですな。
ダイエーも阪神も楽天も吉田が離れた後優勝しているとは。
せめて高知では美酒を飲んでほしいなぁ。
吉田豊彦コーチ。
将来NPBで活躍できる
良い投手を育ててくださいね!