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「宇田川源流」【現代陰謀説】 なぜロシアは「ICC」の潜入を試みたのか?という疑問からわかるロシアの事情

2022.06.23 22:00

「宇田川源流」【現代陰謀説】 なぜロシアは「ICC」の潜入を試みたのか?という疑問からわかるロシアの事情

 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代における陰謀やあまり表に出てこない動きを、日常我々が読むニュースの中から拾って、我々の中で見てゆこうという内容の連載を毎週行っている。もちろんここに書いた内容がすべてではないしまた、ここに記載されたことがすべてただしく、森羅万象を網羅しているなどと言うつもりはない。私のところにも、様々な話は入ってきているのであり、ニュースなどで書いていない情報は様々に入っているのであるが、あえて、そのような「特別に入手した情報」をここで披露するのではなく、皆さんが目にするニュースから、その内容を紐解いてゆこうということになるのであろう。

さて、ロシアがウクライナに侵攻し、そのことによって様々な地域で様々なハレーションが起きていることは、皆さんもご存じではないか。とこのように書くのであるが、先日、高校生や大学生と話をしていると、「ウクライナはどこか」というような話になり、また、ロシアが日本の隣にあるということもあまり知らないというようなことを言われて愕然としている。もちろん、学校の教科で世界地理があるから知っていて当然などというつもりはないが、しかし、それにしても、これだけニュースになっていて、その部隊がどこであるのかということもわからないのは、あまりにも勉強し無さすぎではないかという気がしないでもない。

しかし、少し前のことであるが、「小泉進次郎」という議員について話題に上がった時も「ああ、滝クリと結婚した人でしょ。お父さんって有名な政治家だったらしいよね」といわれ、すでに高校生や大学生の間では小泉純一郎内閣などというのは歴史のかなたに追いやられている話になっているし、また、北方領土の話をしていても「千島列島っていうのはどこにあるんですか」と真顔で聞かれてしまう場合もあるので、何とも言いようがないことがある。

ある意味で、日本というのは、そのような難しいことを全く考えることなく、生活で切る国であるのと同時に、一方で、日本の教育やニュースというのは、高校生や大学生に全く心に刺さらない内容になっているということが見えてくる。ある意味で、大人と子供のコミュニケーションが全く取れていない状態であり、ギャップとかそういった感覚の内容ではない状況になってしまっているのではないか。このようなところでは工作は行いやすく、そのために、ロシアのウクライナ侵攻における「陰謀論」が跋扈してしまっているということになってしまっているのである。

ロシア工作員、ICC潜入試みか オランダが入国拒否

【AFP=時事】オランダの情報機関、総合情報保安局(AIVD)は16日、インターンを装ったロシアの工作員が、ウクライナの戦争犯罪を調査している国際刑事裁判所(ICC)に潜入するのを阻止したと発表した。

 AIVDによると、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・ウラジミロビッチ・チェルカソフ(Sergey Vladimirovich Cherkasov)工作員(36)は、偽の身分証明書を使って33歳のブラジル人になりすまし、ハーグ(Hague)にあるICCへの潜入を企図。だが、オランダ当局によって「国家安全保障に対する脅威」とみなされ、4月に入国を拒否された。

 AIVDは、ICCがロシアによるウクライナ侵攻や2008年のジョージア戦争について調査していることから、工作員の潜入はロシア情報機関にとって高い価値があると指摘。成功していれば、内部情報の収集や、情報提供者の勧誘、電子システムへのアクセスが可能となり、「ICCの刑事手続きにも影響を与えられたかもしれない」との見解を示した。

【翻訳編集】AFPBB News

2022年6月17日 2時40分 AFPBB News

https://news.livedoor.com/article/detail/22349193/

 さて、そのロシアのウクライナ侵攻にかんして、今話題になっているのは、「ロシアの戦争犯罪」ということだ。

東京大学の入学式において映画監督の河瀨直美は「ロシアの正義」などということを言うが、実際に、宣戦布告もせずにほかの主権国家に対して侵攻し、なおかつ、その主権国家の都市において非戦闘員を虐殺するという状況は、間違いなく国際法に違反する行為である。「ロシアの正義」があれば、「人を殺してよいのか」という議論でしかなく、この河瀨直美という映画監督が「愛国無罪」というような超法規的な価値観を持つということだけはよくわかる内容ではないか。

どのような正義があっても、どのような状況であっても、手段が法律にのっとっていなければ、それは間違いであり正されなければならないし、その法律に違反することは、当然に処罰される必要があるということになろう。

さて、「ロシア」は「正義の戦いをしている」と主張しているのであるが、実際に正義の戦いをしていると主張していても、国連の総会では過半数が非難決議に賛同し、国連人権委員会の理事国からは除名される状況になっている。当然に、ロシア国内においては「正義の戦いではない戦いをする」などということを言えば、士気が低下してしまうが、一方で「ICC(国際刑事裁判所)」は、当然に独自に調査を行い訴追の準備をするということになる。ある意味で、ロシア国内において「プーチン大統領の命令でうgん体を動かし、従って歳を占領したのに、国際刑事裁判所から訴追された」ということになれば、どのような状況になるのであろうか。本人は逮捕され裁判にかけられるのであるから、問題はないが、その家族は当然にプーチン政権に対する不信感を持つか、あるいは、国際経済裁判所に対して何らかの負の感情を抱くかということになる。

当然にロシアが、ウクライナ相手に戦争を行い、そして本来ならば横綱相撲をする予定が、予想外の苦戦を強いられているということは、ラブロフ外相などがNATOやアメリカに対して軍事的な支援をやめるように言っていることでも明らかであるが、一方で、なぜ自分が戦争をやめないのかということは全く言わない状態であり、単純にロシアが軍隊を引けば戦争は終わるということがなぜわからないのかは見えてこない。逆に言えば「正義の戦い」であるから「買って終わらなければ国民が黙っていない」ということになってしまうという状況に追い込まれている。

その状態での「ICC」をどうするのかということになる。裁判や訴追sにしないためには当然に、「資料を破棄する」ということであり、簡単に言えば、ICCの本部を爆破するということが最も簡単である。ロシアの工作員がそのことを交錯していたかどうかは不明であるが、オランダは、それを察知し、ロシア人の入国を阻止したということになる。

さて、本件において、「ロシアはそれだけ追い詰められている」ということに他ならない。自信があり、国民が一枚岩で戦う決意があるのであれば、ICCが何を言おうと関係ない。第二次世界大戦中の日本がそうであったように、国を挙げて戦争をするというほうに向かうであろう。逆に言えば、ICCに工作をしなければならないほど、ロシアのうgん体は士気が下がっており、なおかつ、国民感情が戦争から離れているということに他ならないのであり、ロシアは、有利に進むと思っていた戦争の膠着状態に、嫌気がさしているということになろう。

逆に言えば、そのような状況でNATO軍が本格参戦をすれば、ロシアは終わる。ロシアの言動は、そのような「逆読みされて」伝わってきているのであり、そのような解釈をしなければならない。

武田信玄が、城攻めで水を止めて囲んでいるときに、水に見立ててコメを使って馬を洗う真似をした。水が豊富にあるというパフォーマンス出る。その水に雀が近寄ってしまってばれてしまうということなのだが、まさに、そのようなパフォーマンスをしなければならないということが、その弱みを語っているということにつながるのではないか。そのようなニュースの読み方をしたいものである。