Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第127話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.01.15 23:15

ゴーピーたちは言ったものです。


「私の愛しいクリシュナ。

もしあなたが踊るなら、

あなたに砂糖のお菓子を半分あげようかしら。」


このような言葉を言ったり、

手を叩いたりしながら、

ゴーピーたちは皆で

クリシュナを様々な方法で乗せていきました。


そんな時でももちろんクリシュナは、

力強き人格を持った至上主でありながらも、

彼女たちの望みに応じて

笑いながら踊るので、

まるで彼女たちの手の中にいる木の人形のようでした。


時々、主は彼女たちの言われるがままに大声で歌いました。

このようにクリシュナは完全に

ゴーピーたちに支配されていました。


時々、母ヤショーダーとそのお友達のゴーピーたちは

クリシュナに言ったものです。

「これを持ってきて」とか

「あれを持ってきて」と。


時々ゴーピーたちは、

主に木の板や木の靴や木の計量器を持って来るようにいいました。

母親たちにそう言われたクリシュナは、

それらを持って来ようとしました。

でも時々、

これらの物を持ち上げるのが難しそうな様子で、

主はそれに触るだけで、そこに立っていることもありました。

そんな時、主の親戚たちをただ喜ばせるために、

主は十分に力があることを誇示しようと、

自分の体を腕で擦ってみせたものです。


純粋な献身者は世界を通じて、

主の行動を理解することができます。


人格を持つ至上主のクリシュナは、

主の献身者、主の仕え人、

にいかに弱いかを露わにします。


このように主は

幼い頃の行動によって、

ヴラジャバシー(ヴラジャの住民)たちの喜びを増やすのです。



…つづく

(10巻11章7-9節)