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転ばぬ先の杖はいらない。転んだら起きればいいだけ

2017.02.14 21:01

「転ばぬ先の杖は、いらないんですよ」

と、以前あるカウンセラーの先生がおっしゃいました。

「だって、そんな何もかも備えることなんて、できないじゃないですか」と。

まさに、おっしゃる通りです。

 

もちろん、計画を立てたり、試験勉強、仕事の準備、事前に準備しないといけないこともあるよ。

それは目標の実現の工程だから、しっかりやりましょう。

 

でも、必要以上の心配と保険まではいらないという意味です。

世間では、転ばぬ先の杖を持つことに気を取られ、

本質の部分が大事にされていないケースが多く、これ問題です。

お稽古やらせすぎたり、一校しか行かないのに必要以上に受験させたり、などなど。

 

そして、加えて、私は思うんです。

「転んだら、起きりゃいい」って。

 

自分が転んだなら、その時、どうしたら起きれるのか、どう起きたいのか、工夫する。

お子さんが転んだなら、その時、力になって、起きるのを見守り、寄り添う。

この過程が、人間の成長に、親子の絆に、そして、自分らしい人生を作るのに重要なんじゃないかな?

 

確かに、転んでからのケアは、デリケートだし、大変なこともあります。

でも、それを避けようなんて、実は、怠慢で、ラクしようとしてない?w

 

転んだら「その時に」寄り添い、いっしょに起きるのを手伝ったほうが

必要な形で、本人を尊重した方向を見つけられますし、

何より、本人が底力を発揮でき、自信もつきます。

 

私は、なにが一番嫌って、自分でできると信じていることにダメ出しされること。

「ダメだといけないから」「ダメなくせに」と言われたり、思われるの、イヤじゃないですか?

 

転ばぬ先の杖を持たせることは、そんなダメ出しにもなり得るんです。

「え、そんな心配されるくらい、私はダメなの?」って

かえって自信を無くしてしまいます。

 

私は、中学生の時、自分ができると思っているのに信頼してもらえなかったり、

成功したらしたで「できないと思っていたのに、できたわね」などと、

実力を信頼されていなかった時、自信を無くしました。

 

その後、自信を取り戻すのに、時間はかからなかったけれど、

ものすごいエネルギー必要とし、大人への不信感と大きな傷が残りました。

 

子どもが必要としているのは、転ばぬ先の杖ではなく、

彼らに対する厚い「信頼」じゃないかな。

成功失敗関係なく「自分の考えで動いていいんだ」と思える安心感じゃないかな。

 

だいたい、失敗って、なに?成功ってなに?

エジソンは、竹の繊維を電球に使うまで一万回の実験を繰り返したそうです。

それに対し「何度も失敗した」ことをどう思うかという質問され、

「私は失敗したことがない。ただ、一万通りの、うまくいかない方法をみつけただけだ」

と答えたそうです。それぞれの人生、それぞれのやり方を、試すしかないんです。

失敗とは、それすらチャレンジしないことじゃないかな。

 

親ができるのは、子どもがあなたを本当に必要とする時に、必要な助けをすることです。

腹をくくることです。

 

だって、足が折れていないのに、杖持たされたら、邪魔じゃない?