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ショートメッセージ
「コロナ感染を通して、神様から示されていること」
2022年6月25日
こんにちは。福井中央キリスト教会の高橋宣広です。この動画をご視聴くださり、ありがとうございます。連日30度を超す厳しい蒸し暑さですが、お変わりないでしょうか? みな様の上に神様の守りと確かな導きがありますように、お祈りをさせて頂きます。
このたび私たち家族のコロナ感染のために、6月26日の礼拝をお休みさせて頂くことになり、誠に申し訳ありません。6月19日、先週の日曜礼拝に出られた方々には、感染させていたかもしれないという大きなリスクを負わせてしまい、ご心配とご迷惑をおかけしたことを心からお詫び致します。
感染の事実と、自由に身動きがとれなくなったことを知った福井中央キリスト教会の多くの方々が、食材やおかず、飲み物、デザート、お菓子、熱さまシートなどを、玄関前に届けてくださいました。あまりにも沢山のご支援を頂いていますことを、本当に感謝しています。保健所を通じて、福井県からも段ボール4箱分もの支援物資が届いています。
今年の3月に来たばかりの、新参者の牧師家庭に対して、ここまでの思いやりと具体的な愛の行動を示してくださって、ただただ感謝しか出来ません。本当にありがとうございます。
新約聖書のヤコブの手紙のみことばにある「愛の行ない」を福井中央キリスト教会の皆さんは持っておられます。その愛を表してくださっています。
ヤコブの手紙 2章14-17節
14 私の兄弟たち。だれかが自分には信仰があると言っても、その人に行いがないなら、何の役に立つでしょうか。そのような信仰がその人を救うことができるでしょうか。
15 兄弟か姉妹に着る物がなく、毎日の食べ物にも事欠いているようなときに、
16 あなたがたのうちのだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹になるまで食べなさい」と言っても、からだに必要な物を与えなければ、何の役に立つでしょう。
17 同じように、信仰も行いが伴わないなら、それだけでは死んだものです。
毎日の食べ物を、必要な物を 神様は、教会の皆さんを通じて、私たちに与えてくださっています。
ひるがえって、私はこれまで何をして来たのだろうか? いや何もしてこなかったことを示され、悔い改めています。これまで身近な方が、コロナに倒れたり、感染した知らせを聞いた時、「あなたは、何をしたのか?」と問われました。 福井に引っ越してくる前後、近隣の牧師たち数家族がコロナに感染しました。そんな時、彼らがスーパーに買い物に行けない、食べ物を普通に調達できないということに思いが及びませんでした。恥ずかしい限りです。私は、何も行動を起こさなかったのです。心配してメールをすることもなく、食料をもって訪問することもしなかったのです。先ほどのヤコブ書のみことばに照らせば、行ないの無い、死んだような信仰です。
引っ越しの準備に追われていたということは、言い訳にはなりません。私は。本当に愛のない人間なんだということを、今回、皆さんから大きな愛を受ける中で痛切に示されました。 もう一つの悔い改めは、私たち家族は、神様に守られているので、コロナに感染することはないだろうという誤った「過信」があったことです。感染予防への緊張感が正直、薄れていたことも、認めざるを得ません。
今回のコロナ・ウイルスとそれによる精神的・肉体的な苦しみは、聖書の中の「ツァラアト」に冒されるという状態と、少し似ているのではないかなあと思わされています。
レビ記13章1―3節
1 主はモーセとアロンにこう告げられた。
2 「ある人のからだの皮膚に腫れもの、あるいはかさぶた、あるいは斑点ができて、からだの皮膚にツァラアトに冒された患部が現れたときは、彼を祭司アロンのところか、アロンの子らで祭司の一人のところに連れて来なければならない。
3 祭司は、そのからだの皮膚の患部を調べる。その患部の毛が白く変わり、患部がそのからだの皮膚よりも深いところに見えているなら、それはツァラアトに冒された患部である。祭司はそれを調べ、彼を汚れていると宣言する。
コロナもツァラアトも、専門科による検査によって、陰性または陽性の判断が下されます。
13:4 もしそのからだの皮膚の斑点が白く、皮膚よりも深くは見えず、そこの毛も白く変わっていなければ、祭司はその患者を七日間隔離する。
病気でないと、はっきりと判定が出るまで隔離されます。コロナもそうですよね。 そして、病原菌・ウイルスをもっている間は、他の人に感染させないために、隔離されます。人々の中に入って行って、人と接してはいけないのです。
13:45 患部があるツァラアトに冒された者は自分の衣服を引き裂き、髪の毛を乱し、口ひげをおおって、『汚れている、汚れている』と叫ぶ。
13:46 その患部が彼にある間、その人は汚れたままである。彼は汚れているので、ひとりで住む。宿営の外が彼の住まいとなる。
社会から一定期間、排除されます。 身体の痛み苦しみと同時に、精神的な苦しみもあるでしょう。自由に身動きが出来ないのです。そして、この病気になってしまったことによる、申し訳なさ。この病気になったことを隠しておきたい。周りから白い目で見られるのではないかという恐れが生じます。 誰かに近付いてはいけない。顔を合わせてもいけない。ただただ、家に閉じこもっているしかできないそんな現実です。
聖書は、現在のコロナ感染に似ているような「ツァラアト」に冒された者に対する、イエス様のお姿をこう記しています。
ルカの福音書 5章12-15節
12 さて、イエスがある町におられたとき、見よ、全身ツァラアトに冒された人がいた。その人はイエスを見ると、ひれ伏してお願いした。「主よ、お心一つで私をきよくすることがおできになります。」
13 イエスは手を伸ばして彼にさわり、「わたしの心だ。きよくなれ」と言われた。すると、すぐにツァラアトが消えた。
普通の人は、この病に苦しむ人を警戒し、決して近付こうとはしませんでした。しかし、イエス様だけは、手を伸ばし、この病の人に手を触れてくださったのです。そして私の心だ、きよくなれと、その人を癒してくださったのです。
たとえ、私たちがコロナになっても、どんな病や苦しみに襲われても、イエス様は、私たちを見捨てません。見放すことは決してありません。私たちが自分の罪に気付かされ、失望落胆する時にも、イエス様は、私たちを見捨てません。見放すことは決してありません。「わたしの心だ。きよくなれ」 イエス様のお心、思いは、私たちが癒されること、私たちが生きていくこと、そして私たちが救われ、清くされていくことです。
お祈りしましょう
天の父なる神様
あなたのなさることは時にかなって美しく、神様はすべてのことを働かせて益としてくださることを信じ、主の御名を崇めます。
今回、コロナ感染を通して、この者に示してくださったこと。悔い改めに導いてくださったことを感謝いたします。 愛のない、行ないのない、このしもべをあわれみ、赦してください。
世界中で、今もコロナで苦しんでいる方々の上に、重症化し命の危険に直面されている方々の上に、神様の癒しをもたらしてください。
病む者たちのために、危険をかえりみずに働いてくださっている方々をお支えください。
私はわずか2週間弱の自宅待機ですが、ウクライナの激戦地では、若い女性たちが敵の魔の手を恐れ、3か月間、家から一歩も出られず、隠れ住んでいたと報道されていました。私たちよりも、もっと極限状態にいる方々をお救いください。
私たちがどんな状態でも、手を伸ばし、手を触れてくださる主。癒してくださるイエス様のご愛を感謝します。
福井中央キリスト教会の皆さんの健康と安全、新しい一週間の歩みをお守りください。
また礼拝堂で共に主を礼拝できることが出来ますように。
私たちの主イエス様のお名前でお祈り致します。 アーメン