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7/18「にんぎょひめ」report

2022.06.18 07:38

今回は、ユニット・ピコの中野志保さんにレポートを書いてもらいました!

[writer] ユニット・ピコ(管理人 中野):「やりたい」が「できる」にかわる瞬間の面白さを求めて。 ピコは、2016年、管理人・中野により突如発生した超・自由型ユニット。メンバー、ジャンルを定めず、誰かの何か「やりたい」に合わせて、様々な企画公演に挑戦しています。

https://unitpico.com/next-stage/



YCAMで「にんぎょひめ」を観劇。 


 前週の「うみになろう」ワークショップにも、進行役で参加していた本企画。

 ワークショップでは、「水ってどんなものがある?」を話し合うことから始まり、雨になり、水たまりになり、池、温泉、そして川になって海にたどり着いた。小学生から70歳まで、アイデア山盛り。 何にでもなれる水は、演劇に似たところがあるかもしれない。


 開演前の楽しいパフォーマンスから、婆やの「はじまりはじまり」の声の切り替わり、オープニングアクトまでの流れで泣く。

 終盤、セリフ無しでの展開。

無音からクライマックスへの持っていき方はかっこよかった。

役者で引っ張れるから出来る所業。かっこいい。

当然泣く。 

際限なく親御さんに話しかけていた子どもたちが、一瞬で舞台に集中する瞬間。 

ああいう瞬間を、会場を「支配する」と呼んでいたけれど、彼らのあれは会場を「みんなのものにする」という感じで、意味合いが全然違った。

 全てを受け入れられる空間を作るのはすごい。

かっちょいい。