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辰巳浩之 Official Web Site

23年

2018.01.16 15:34

23年前のちょうど今くらいの時間


尋常ではない空気を感じて眠れなかったのを覚えています。


月が真っ赤で、至る所で犬が遠吠えしていて、空気も歪んで…


窓を開けて外を見たら街が心綺楼みたいに見えて


熱でもあるのかと思ったけど平熱で


胸がザワザワして、結局ほとんど眠れなかった


ほんの5時間後にまさかあんな事が起こるなんて想像も出来なかった


あの瞬間もはっきり記憶に残っているけれど、一番印象として強かったのは前の晩の空だった


毎年この日、当時の話を書く様にしているけど、これも果たしてどんなもんなのかと迷って迷って、結局書く


正解かどうかの答えは当事者としては分からない


でも、風化させたくはない


ハッキリしてるのはどんなに大変な時も、どんなに楽しい時も朝になったら太陽が昇ってくるという事


辛いと感じられるのが生きている証拠


だから、生きてる意味とか考えたり、今音楽活動している事の意味とか考えたりしてしまうんです


過去のifは未来へのifにならなければ意味がない


生きている事を最も強く感じられる日が1月17日


朝が来ることに感謝しています