『HAPPY BABY⑭』(続•臣隆妄想劇場105)ショートバージョン
2018.01.16 16:45
ワンボックスカーを見送っていると、隣に立つ隆二が小さく音を立てた。
「ぐしっ…」
車が見えなくなってから、臣が隆二の前に立ち、羽織っていたふわもこコートごと隆二を優しく包み込んだ。
臣「泣き虫…」
隆二「すん…」
臣「欲しくなった?」
隆二「…いや…無理っしょ?」
臣「無理だね…」
隆二「うちはおっきな子供が一人いるから、充分間に合ってるよ」
臣「……」
臣「んー…あいちてるよ…ママ」
臣が唇を重ねてくる。
隆二は涙ぐんで、
「ママちゃうわ…」と返した。
臣「よしよし…好きなだけチューしてやっから泣くな」
コートの中で隆二をきつく抱きしめた。
隆二「……おみ」
臣「ん?」
隆二「もう泡攻めなんかしねぇから…」
臣「ん?なんの話?」
(陽翔……また、遊ぼうね…)
完
今回の『HAPPY BEBY』は、
日頃の感謝を込めて、Ameba owndと
アメブロ両方のサイトで公開致しました。
ご愛読ありがとうございました。
続・臣隆妄想劇場ショートバージョン『愛撫』を、Ameba owndにて
近日連載予定です。
いつも沢山のご訪問、心より感謝致します。