傾聴のスキルを使うと気持ちが離れる。
札幌市厚別区でカラーセラピーと色育の教室運営と
セラピストを仕事として発信する方のためのSNSサポートをしています
色の通訳師花緒里です。
傾聴とは、耳を傾けて、熱心に聞くこと。 デジタル大辞泉より
セラピストは、傾聴を行いクライアントのお話を聴きます。
傾聴のスキルを
頷くこと
オウム返しすること
受け止めること
共感すること
質問をすること
としていますが、頷いたりすることが傾聴のスキルではありません。
ややこしいのですが。。。
頷きながら話を聴けばいいのかというとそうではありません。
傾聴のスキルを使うという時点で、クライアントの心は閉じてしまいます。
傾聴は、スキルを使うことではありません。
傾聴の意味にあるように、相手の話に耳を傾けて熱心に聞くことです。
表面的なスキルを使っても相手の心には届きません。
通常の会話でも、相手の話に耳を傾けて、熱心に聞くことで自然と頷き、必要なことは相手の言葉を繰り返し確認する。
相手の立場になって考え、受け止めたり、共感したりする。
話をしている中で疑問が生じたとき、辻褄が合わない時には質問をするのではないでしょうか?
話を聴くことは
傾聴のスキルを使うことではなく
相手の思いをも汲み取り理解しようとする姿勢です。
傾聴のスキルなどのテクニックを使い、上辺だけで話を聞いているのか
親身になって話を聞いてくれているのかは不思議と相手に伝わってしまいます。
テクニックを使われているなと感じたことはありませんか?
そう感じてしまったとき、すべてを安心して話すことができますか?
セラピストは、うまく話を引き出すことを目的としているわけではありません。
この人になら話しても大丈夫。
話をすることで気持ちが楽になる。
信頼関係を築きながら、安心して話をしてもらう。
うまく伝えようとか
上手に話を聞こうとか
そんなことは考えず、ただただ耳を傾けること。
なかなか気持ちをオープンにしてもらえない。
テキストを読んでいるだけと言われた。
そういうときには、スキルに頼ってしまっているのかもしれません。
まず、セラピスト自身が心を開き
クライアントの気持ちを考え理解しようとすることです。