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暮らしの道場

困難の形

2022.06.25 20:51

たとえば 想像上の話


海の端っこで

崖っぷちに 手を掛けながら

生きながらえていたとする。


もし誰かがやってきて

その手を外されたり

蹴り落とされたりしたら


ムカつくだろう。笑

「何してくれるねーん!!」

と思うだろう。


だけど海に落とされて分かる


あ、浮けるんだ

泳げるんだ

この先の広い世界を知れるんだ

って。



だってあなた

「その手を離してごらん」


優しく そう言われて

離せたのかい?


とりあえず安泰のところで生きている

そこから出るのが


面倒くさかったんじゃないの?

怖かったんじゃないの?


蹴られ、落とされでもしなければ

気付けなかったんじゃないの?


自分の能力に

可能性に

まだ見ぬ広い世界に。



蹴られたら痛い

落とされそうになるなら怖い

目の前の人や出来事を、恨みそうになるかもしれない



しかし


困難、面倒

悪意や妨害

不快な目に遭うこと



そのおかげで


「あの時、あれがあったから


ーー 地にしっかりと、根を張ることが出来た。

ーー この学びを栄養にして、より深くなれた。

ーー 飛び立って、広い世界を知れた。」


そんな風に、思えるようになるだろう。




嫌でも

嫌だと思わせてくれてありがとう

嫌いでも

嫌いだと思わせてくれてありがとう

痛くても

痛いと思わせてくれてありがとう


大層な憎まれ役として 笑


蹴ったように見せて

背中を押してくれた


好きや嫌いを超えた


その懐の大きな はからいに

ありがとう。




物事が大きく前進する時

その前触れは、往々にして

困難の形をしてやってくる。



その先の未来に

今以上に


清々しく

見晴らしのいい

あなたにふさわしい

素晴らしい世界が待っているだろう。