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ZIPANG TOKIO 2020「岐阜の四季『春の香り』(特別編その弐)」

2018.01.17 14:55

それでは、昨日に引き続き「岐阜の見どころ」についてご紹介いたします。

今号では、岐阜の四季『春の香り』について紹介いたします。

梅林公園の梅の蕾みが花開くと岐阜の街が、一瞬に春の色と香りに・・・

手力の火祭 開催日 4月第二土曜日 場所 手力雄神社

岐阜まつり 開催日 4月第二土曜日 場所伊奈波神社 

岐阜城


『春の香り』

ぎふ梅まつり


3月中旬頃

梅の名所として知られる公園で、約50種1,300本の梅の木が植えられています。もとは私有地でしたが、岐阜市に寄贈され更に整備拡張され現在に至っています。 毎年1月中旬から早咲きの梅が咲き始め3月上旬から見頃を迎え、3月下旬まで様々な梅の花が楽しめます。 また、3月上旬には梅まつりが開催され多くの人で賑わいます。 この他、園内には蒸気機関車D51(通称デゴイチ)が展示され、現在も市民の手によって保存されています。

所在地 岐阜市梅林南町
駐車場 なし(ご来園の際は公共交通機関をご利用ください)
アクセス   バス 【JRでお越しの方】 「JR岐阜」 14 15 のりばのバスに乗車(210円)。 約10分「梅林公園前」で下車。徒歩約3分。 【名鉄でお越しの方】 「名鉄岐阜」 6 のりばから行先番号 B32~B87のバスに乗車(210円)。 約10分「梅林公園前」で下車。徒歩約3分。 ※両バスとも行先にかかわらず、「梅林公園前」を通ります。 ※両バスとも10分程度毎に多数運行しています。

問い合わせ
岐阜市公園整備課 TEL:058-265-4141(代)


岐阜まつり・道三まつり

毎年4月第一土曜日と翌日に伊奈波神社の例祭「岐阜まつり」と岐阜市の町づくりの基礎を築いた戦国の風雲児、斎藤道三の偉業をたたえようと始まった「道三まつり」が行なわれます。

岐阜まつり

伊奈波神社
景行天皇の14年に創建されたといわれ、1900年以上の歴史を持つ古社。4月の第1土曜には岐阜まつりが行われ、市内を練り歩いた山車や神輿が次々に集まってきます。境内は壮大な楼門、拝殿、本殿などが建つ厳かな雰囲気ですが、岐阜まつりの頃には数百本の桜がちょうど見ごろとなり、大勢の行楽客で賑わいます。 また、元旦には午前零時を迎える前から長蛇の列ができるほどの参詣スポットで、岐阜市で最も多い参拝客が訪れます。

伊奈波神社

4月第一土曜日に伊奈波神社で行なわれる神事で幕を開け、伊奈波神社から市内の金神社(こがねじんじゃ)、橿森神社(かしもりじんじゃ)へ神様が巡幸される神幸祭が行なわれます。

金神社

起源は135年、成務天皇の時代といわれる由緒ある神社。境内裏手には小円墳が一基あるほか、付近一帯からは多数の須恵器の破片など大量に出土しており、古墳時代の後半に栄えた地区であると推測されています。 現在は初詣スポットとして多くの参拝客が訪れるほか、毎月9日と年末年始には境内で骨董市が開催され人気を集めています。


岐阜まつり・宵宮


土曜日の夜、市の重要有形民俗文化財に指定された4台の山車と神輿が練り込む活気溢れる祭です。山車には多くの提灯がつけられ、その提灯を前後左右に揺らしながら進む幽玄の姿と、迫力ある担ぎ手の掛け声と共に進む神輿の躍動感あふれる姿とが楽しめます。 鳥居前広場に山車が曳き揃えられると見頃を迎える境内の桜の下で人形からくりの上演があり、クライマックスには花火が上がるなど見どころいっぱいです。

道三まつり


岐阜市を代表するまつりのひとつで、毎年4月第一土曜日と翌日に開催されます。 斎藤道三公ゆかりの寺 常在寺 での道三公追悼式を皮切りに祭の目玉である、みこしパレードや音楽隊パレード、フリーマーケットなど多くのイベントが行なわれ毎年多くの人で賑わいます。

道三まつり


・土曜日   斎藤道三公追悼式(常在寺)まつりの2日間常在寺は無料開放されます。   みこしパレード・音楽隊パレード(長良橋通り)   若宮町歩行者天国(若宮町通り)   金公園フリーマーケット ・日曜日   若宮町歩行者天国(若宮町通り)   金公園フリーマーケット

常在寺

常在寺

常在寺本堂の様子

斎藤道三・義龍画像 通常は複製の画像が公開されています。

境内にある斎藤道三公供養碑

斎藤家五輪塔

斎藤家の菩提寺。斎藤道三とその父・長井新左衛門尉が二代にわたり美濃国を制する拠点とした寺です。長井新左衛門尉は、京都から美濃へやって来た商人出身と言われています。 正式名は、鷲林山常在寺(じゅりんざん じょうざいじ)。日蓮宗、京都妙覚寺の末寺です。 室町時代の宝徳2年(1450年)土岐家守護代として権力を持ち、当時事実上美濃を支配していた斎藤妙椿(みょうちん)が建立しました。後に道三が菩提寺とし、道三以後三代の菩提寺となっています。 毎年4月の第一土曜日には道三まつりにあわせて「斎藤道三公追悼式」が営まれ、まつりの2日間は無料開放されます。 ●絹本著色斎藤道三像・・・国指定重要文化財 ●絹本著色斎藤義龍像・・・国指定重要文化財


手力の火祭

手力雄神社の例祭で毎年4月第2土曜日に行われています。 この祭りの起源は不明ですが300年以上の歴史を持ち、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。 滝のように降り注ぐ火の粉の中、火薬を仕込んだ神輿を担ぐ上半身裸の男達。神輿の火薬に火がつくと神輿からも火の粉が吹き上がり迫力満点です。その間を鐘を鳴らしながら乱舞する男達、爆竹の轟音・・・まさに音と火の勇壮な祭りです。 また、毎年祭りにあわせて参道の鳥居にかけられる長さが約12.5m、最大直径3m、重さ約1トンという大しめ縄も見物です。

スケジュール

例年の基本的な流れをご紹介します。  14:30  町内ごとに長持の入場開始  18:45  飾りみこし入場終了  19:00  御幣行灯に点灯  19:25  滝花火に点火・各町内の飾りみこしの競演  20:30  仕掛け花火に点火  20:35  手筒花火に点火  21:00  仕掛花火、山焼花火に点火  21:10  終了

会期と会場

開催日4月第二土曜日場所手力雄神社 (岐阜市蔵前6丁目8-22)アクセス名鉄岐阜駅から「各務原線」で8分 片道230円 「手力駅」下車徒歩5分 駐車場なし
問い合わせ(公財)岐阜観光コンベンション協会 TEL:058-266-5588 岐阜手力火まつり奉賛会 TEL:058-245-2063


ぎふ長良川鵜飼―風雅1300年 今に伝える感動絵巻―


戦国のロマンを今も感じさせる金華山と山頂にそびえる岐阜城を背景に、名水100選に選定されている清流長良川でぎふ長良川鵜飼は行われています。漆黒の闇の中、赤々と燃える篝火を川面に映し、鵜匠と鵜が一体となって繰り広げる古典漁法「鵜飼」は、現在を忘れ千古の昔にタイムスリップしたような幽玄の世界へと誘います。  鵜飼は鵜匠が鵜をあやつり魚を捕える漁法で、およそ1300年の歴史があり、時の権力者たちに保護されてきました。織田信長は「鵜匠」という地位を与え鵜飼を保護したと言われており、徳川家康はたびたび岐阜を訪れ鵜飼を見物、保護し、岐阜でつくらせた鮎鮨を江戸まで運ばせました。  また、鵜飼は多くの文化人にも愛され、松尾芭蕉は岐阜を訪れた際、鵜飼を見物し「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」という句を残したほか、名優チャールズ・チャップリンは2度鵜飼見物に訪れ、すばらしいと絶賛したと言われています。  長良川の鵜匠は6人で正式な職名は宮内庁式部職鵜匠といい、代々世襲で親から子へとその技が受け継がれています。  長良川の鵜飼用具一式122点は、国の重要有形民俗文化財に、長良川の鵜飼漁の技術が、国の重要無形民俗文化財に指定されています。鵜匠が鵜をはげます「ホウホウ」という掛け声や舟べりをたたく音が「日本の音風景百選」に選ばれています。  ぎふ長良川鵜飼は、毎年5月11日~10月15日までの期間中、鵜飼休み(中秋の名月・平成29年は10月4日)と増水時を除いて毎夜行われます。

見どころ
鵜を自在にあやつり鮎を捕る鵜匠の手縄さばきを、是非観覧船でご覧ください。

開催期間
5月11日~10月15日 ただし、中秋の名月及び増水等で鵜飼ができない日は、中止となります。

鵜飼開始時間
19時30分又は45分 (イベント等により変動があります。)

予約・お問い合わせ 岐阜市鵜飼観覧船事務所 TEL:058-262-0104


岐阜大仏(正法寺)


日本三大仏の一つに数えられるこの大仏は乾漆仏としては日本一の大きさを誇ります。 天保3年4月(1832年)に、実に38年の歳月を費やして完成しました。 堂の高さ25.15m、廻り19.39m、仏像は坐像で、高さ13.7m、耳の長さ2.1m、鼻の高さ0.4m。大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経で糊張りし漆を塗り金箔を置いたものです。胎内には薬師如来がまつられています。 私たちに微笑みかけられているようなそのやさしい表情と荘厳さ、そして静寂な大仏殿の中はまさに癒しの空間です。

●籠大仏附木造薬師如来坐像・・・岐阜県指定重要文化財 ●木造阿弥陀如来坐像・・・岐阜県指定重要文化財

大仏殿

正法寺は黄檗宗で宇治万福寺の末寺にあたります。この大仏殿からも中国の様式が感じられます。

岐阜大仏(正法寺)名物のヘルシーな精進料理をお召し上がりください。美味しいですよ!

お問い合わせ

正法寺 〒500-8018 岐阜県岐阜市大仏町8  電話: 058-264-2760


大龍寺

大龍寺は岐阜市の北端にある禅宗のお寺です。 子授け安産・保健育児の子安観音と、不撓不屈の精神を授けてくださる達磨(だるま)大師をおまつりしています。祈願だるま・各種お守りの授与、ご祈祷(要予約)を行っております。 境内には千本以上の満天星(どうだん)つつじがあり、4月中旬の花の盛りと11月後半に紅葉した様子は大変に見事です。


「だるま観音」として知られるお寺で、境内には約5メートルもある達磨大師坐像が安置され、毎年1月中旬に念願かなって両目を入れ奉納されただるまを供養する「だるま供養」が行なわれます。 このほか、戦国時代、斎藤道三や織田信長、豊臣秀吉に仕え美濃三人衆の筆頭に挙げられた「稲葉一鉄」ゆかりの寺で多くの遺品が残されています。


ドウダンツツジ

ドウダンツツジの名所としても有名で、境内の庭園や裏山には約1,200本のドウダンツツジが植えられており、中には樹齢350年以上の古木もあります。春は小さな白い花が一面に咲き、秋は深紅の紅葉が見事です。毎年春と秋には庭園が一般公開され杉苔とドウダンの庭を楽しむことが出来ます。


だるま供養

毎年1月中旬に行なわれています。 奉納されただるまを高くつみあげ「福竹」と呼ばれる青竹で点火。参拝客が見守る中燃え上がる火の中に数多くのだるまが投げ込まれ供養が行なわれます。 点火は午後1時頃。 開催日:1月12日~18日の間の日曜日 時間:9:00~17:00 ※駐車場は利用できません。
今年のだるま供養は、あと1日です、間に合わない方は是非、次の機会にお出かけください。

お問い合わせ   〒502-0001     岐阜県岐阜市粟野2339     大 龍 寺  TEL 058-237-3837   FAX 058-237-2082


今号では、特別編(その弐)として、岐阜の四季『春の香り』をご紹介いたしました。
夏の香りがするようになりましたら、またその頃にご紹介できることを楽しみにいたしております。
岐阜市の皆様には大変お世話になりありがとうございました。
明日からは、岡山県津山市のご紹介をいたしますので、是非のぞいてみてください。


どうかこちらをお忘れなく!


鎹八咫烏 記
(伊勢「斎宮」の明和町 観光大使)


協力(順不同・敬称略)

公益財団法人 岐阜観光コンベンション協会 〒500-8833 岐阜市神田町1丁目8番地の5 協和興業ビル6階 TEL:058-266-5588

岐阜市役所 〒500-8701 岐阜市今沢町18番地 代表電話:058-265-4141

岐阜市 市民参画部 国際課 〒500-8076 岐阜市司町40番地5 みんなの森 ぎふメディアコスモス1階 Tel: 058-214-6125  



ZIPANG TOKIO 2020

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鎹八咫烏

石川県 いしかわ観光特使

伊勢「斎宮」明和町観光大使