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わたげの飛ぶ日 主婦のデジタルマーケティング修行日記

地方の女性が稼ぐ道。不安とあきらめとの戦い。

2018.01.22 10:00


地方の女性は、なぜ稼ぐことをあきらめてしまうのか?

という事を社内でお茶がてらに話しました。


ここで言う、稼ぐの定義は、正社員になってフルタイムでしっかり働くという意味です。


正社員の方がパートより稼げるのに、なぜわざわざパートを地方の女性は選んでしまうのか? 

というのが我が社長ことボスの疑問。


この疑問に対して、お茶の時間では済まされないほどの意見が出ました。


・正社員で働いている人は、苦しそうでなりたくない

・正社員だと、家に早く帰れない

・単純に家庭を大事にする時間がほしいから時間の決まったパートがよい

・扶養の範囲を超えて働くと損だ

・年間160万円以上を超える給与を出す求人は地方にはない

・家庭より仕事を取るのか!という身内からの不満と無理解がある

・大事な場で女が出てくると、なめてかかる男がいる、信頼できないとみなされる

・そもそも目上の方々は男しかいないから、最初から出世できない


ざっと書いただけで、問題が多すぎる…。

ドラクエで町から外に出て戦おうかと考えても、その前に町の中で住民からフルボッコに反対され、あきらめて井戸の横で洗濯してた方がましという感じ。

自分の力ではどうにもできないことも多い。

そんな事が若い頃から積み重なって、あきらめの境地に入った人が多いのでは?という仮説になりました。

ラスボス男尊女卑と戦うのが不安

これから稼ぐ人になって、経済的に自立したいというのが目標なのですが、

いざ1人になって、やっていけるのかという色々な面での不安があります。

特に男尊女卑の感覚の方が現れた場合です。

上の例でも上げたコレです。

・大事な場で女が出てくると、なめてかかる男がいる、信頼できないとみなされる

さっきまで、丁寧な態度をしていた人が、女の人が対応すると突然、尊大な態度に豹変する…なんてことは身に覚えはないでしょうか?


私がビジネスの場にひとり、身を置いた場合、どうすればいいのか?


対策1 男性を後ろ盾に持つ

ちょっと情け無いし、ひとりで身を立てるとは違うのですが、目には目をという事です。

女性を軽くみている人に、例え女性が10人束になって抗議しても、0×10=0のようにノーダメージで、何か騒いでるなうるさいな位で、抗議で何が言いたいのか理解しないことが予想されます。

しかし、

たった1人の男性が「非常識だ」とひとこと一喝するだけで退散する

こういった事例は、ネットでもよく転がっている話です。

女性を軽く見るのは非常識という認識を持った経営者にバックボーンについてもらう、そういった人脈が背後についていると示すだけで、だいぶ違う対応をされるのでは?と考えます。


対策2 法的に治す

我が国は法治国家。

女性の管理職を増やす法律で、会社側が重い腰を上げて女性管理職を登用し始め、現場のやる気が変わったという話を聞きました。

これは外部要因なので、自分ではどうにもできない側面があります。

何かできるとすれば、地元の国会議員に陳情書を出すくらいでしょう。その議員が、女が上に立って指導できるわけがないとか考えているなら詰みです。

また、掛け声だけで法律を実行しない会社も詰みです。


対策3 デジタルマーケティングで数字が取れるようになる

経営者は数字しか見ない。これが全て。

ということを経営者の方から聞きました。

流石に数字が上げれるのに、無視するなら実よりもプロセスが大事な人なりね…。


デジタルマーケティングで数字が取れるようになるかは、実践と検証改善の果てにあるわけで、簡単ではないですが、これは自分の力でできることです。

また、直接セールスするのはデジタルコンテンツなので、男か女かの第一印象なんて関係ないです。

コンテンツ作成こそが重要です。

つまりWeb上に優秀なセールスマンを作って数字を上げる、もうそれだけです。

優良コンテンツができるようになるためにはとにかく修行です。


町の外に出てやっとスライムと戦い始めた

さて、私の所属するチーム、ダンデライオンは、男性は社長しかいないので変な差別はありません。

フルタイムで勤務しながら、ビジネスパーソンになるべくビシバシ育成されております。

いい年になってからやっとスタートラインに立った気がします。

決定力を持たないままいい年になっていた

先週は、自分で考えて、会社のお金のことを配慮しつつ、自分の責任で、Webから「決定する」ボタンを3個ほど押したのですが、ものすごく疲れました。

周りにいた仲間も疲れて呆然としていました。

疲れた理由は、今まで「決定権」を持つことが仕事上では少なかったからです。

「責任」を負うこともありませんでした。

お伺いにお伺いを立てて、決定してもらう仕事経験の方が多かったです。

責任を負わない代わりに、自分で考えて決めるというビジネスマインドを放棄していたのです。

これが、あきらめ続けた代償です。

サッカーの決定力不足と同じかも。決定力不足の背景ってこれかもしれませんね。


まとめ

我が県では、働く女性は多いですが、

稼ぐ女性は少ないと思われます。

稼ぐ女性になりたいか否かは個人の判断で良いと思います。

しかし、ただでさえ人数が少ないのに県の半分の人間が稼ぐのをあきらめている状態は大きな目で見るとマイナスです。

これからではなく、今からどうするかという問題です。

人財は徳川埋蔵金よりは浅ーい所に埋まってるんじゃないでしょうか。