有害物質の鉛について
こんにちは、サンフランシスコ不動産、米国不動産の高橋 初未です。
一月も半月終わりましたね。 この時期は比較的スローなシーズンなので行政で指定されている必須科目の勉強をしています。これらの科目はすでに米国不動産セールスパーソン及びブローカーとして勉強している項目ばかりですが、全部覚えている訳でもなく、少しづつアップデートされた項目もありますので、リルレッシュできます。1月15日はちょうどマーティン・ルーサー・キング牧師の祭日だったのと民権運動の勉強していたのは奇遇な事でした。
さて今日は鉛の話。 LEAD -リードではなくレッドとこの場合呼びますが、不動産業界では要注意事項の一つであるLEAD. 私たちが敏感に反応するのは鉛の混入したペンキが使われている家に関しては要注意事項として、お客様にアドバイスをします。 1978年以前に建てられた家はこのLEAD PAINTS(鉛混入のペンキ)が使用されていたと思っても間違い無いです。1978年に使用禁止になりましたが、在庫が残っているのでこの年から1、2年は使われている可能性はゼロではありません。 この鉛入りのペンキを使用されたものは子供、特に6歳以下の子供が触って口に入れたりすると深刻な発育障害を引き起こします。アメリカでは1978年前に建てられた家が多いので怖くて住めない?と言うことはありません。古い家でも、リモデルなどをしてペンキの塗り替えをしています。ただ1978年以前に建てられた家は過去に鉛混入ペンキを使われていたと言う事実をバイヤーさんに知らせる義務があります。正直な話、50年も60年もペンキの塗り直しをしないと言うことはあり得ませんが、一箇所でも塗り残し、オリジナルのままのものがないとは言えません。
ペンキの話は気を使いますが、私たちの普段の生活の中で鉛に触れたり、使っているものは数多くあります。
家で使う陶磁器(お皿、お茶碗、花瓶。クリスタルの容器)、チリと埃、外から運んでくる泥に混入(土足生活のアメリカは要注意?)水道水などです。
水道水のパイプと蛇口なども鉛混入素材(特に1982年以前に建てられた物)が使用されていますので水道水を使うときは
約1分冷たい水を出しっぱなしにしておく。
水道から出る温水は鉛が混入しやすいので、飲んだり、料理に使わない。(冷たい水は鉛の混入が少ない)
蛇口にフィルターを付けておくのも一案
生活習慣を少し変えるだけで改善できることもありますね。