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卒乳ケアについて

2018.01.18 00:52

ばーすの卒乳ケアについて書きますね。



赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなった後、

乳房に乳汁がたまる場合があります。



ある程度の回数を飲んでいて、

急にやめた場合など、

1日~2日経つと、ママのおっぱいは

カチカチになり、痛みもかなり強く出る方もいます。


その場合に、おっぱいを適切に

やさしい手技で絞り、

分泌が止まるようにケアしています。


たくさん出ていたおっぱいが止まるまでは、

時間がかかります。


【家でのセルフケア方法】

赤ちゃんが飲むのをやめた日を1日目として、

3日間は乳頭乳輪部は安静にします。

(しぼる、こすれるどの刺激を避ける)
(下着にこすれてツーンと湧いてきちゃう場合は、
乳首に絆創膏をはるのも良いです)


たまった乳汁で乳房の張りがつよく、

痛む場合は、冷やすと楽になります。


また、たくさんご飯を食べていた方は、

この時期は意識して減らして下さい。

いつものようにたくさん食べると、乳房の張りが強くなりやすいです。

この3日間は特に乳房の張りが強くなるので、

お風呂もいつもよりさらっと入るようにしてください。
乳房は温めないように注意です。
シャワーをさっと浴びる程度でも良いです。

(身体が温まって血流が良くなると、
また乳房がバーン!と張りますよ(>_<))


乳房の張りは、2日目がピークで、

そこを超えると、少しづつ楽になっていきます。

冷やして安静にしていても、

どうしても痛みが強くて我慢できないときは、
おにぎりしぼり(※)で、圧抜き程度に軽~くしぼってみてください。

3日間経ったら、

ある程度しぼっても大丈夫です。


(やめた時期、それまでの授乳回数や分泌量によって、3日間以上経っていても、搾るとまたツーンと母乳がつくられる時があります。

ツーンと反応する場合は、それ以上搾らないか、おにぎり搾りで対応する)


※「おにぎり絞り」とは・・・

乳頭乳輪を刺激しないようにしてそ~っとしぼる技。

おにぎりを握るときのようにして、両手で優しく乳房を包み込みます。

優しくぎゅ~っと圧迫していきます。
ぽたぽたと乳汁が落ちてくるのをタオルなどに受けます。

ガチガチだった乳房の表面の皮膚が、やや柔らかくなる程度で、

終わりにします。

少し楽になったかな~程度でやめておくのがポイントです。

もっとすっきりさせようとすると、張り返しがきてしまいます。


↑↑↑

張りや痛みが強い時や、残乳が多い場合、

自分で最後までケアするのは容易なことではありません。

助産院では3日目以降に、個々の状態に合わせて

安全にケアをしていきます✨


助産院ではプロの技術で、張りが強い乳房も、

優しく圧抜きしていき、

個別の状態を見ながら母子両面のケアをしていきます。



【助産院でのおっぱいケア】

助産院での卒乳時・断乳時のおっぱいケアの

基本的な流れをお伝えしますね。


授乳しなくなった日を1日目として、

3日間過ぎてから1回目のケアを行います。

(1回目のケアで痛みと張りは、ほぼ和らぐでしょう。)


1回目のケアから、一週間あけて2回目のケアを行います。

(個々の状態を見て、2回目のケアの時期は変わる場合があります)


さらに、一週間以上経過してから、3回目のケアを行い、終了になります。



(何回ケアが必要になるかは、個人差があります。

残乳が少ない場合は、2回で終了する方もいれば、1回で終わる方もいらっしゃいます。)



(授乳回数がだんだん減るのにともなって、

おっぱいの分泌量もだんだん減っていき、

乳房の中の乳汁を自然に赤ちゃん自身が飲みとってくれて、
そうしているうちに自然におっぱいが必要なくなり終了~!

という自然卒乳の場合は、

残乳がなく違和感などなければとくにケアがいりません。)


ケアが必要な場合は、

乳房の中に、乳汁がたまり、

痛みがあったり、違和感がある場合です。


また、とくに自分では感じないけど、

搾るといつまでも乳汁が出る場合なども、

ケアするとスッキリ空っぽになりますし、

余計なものが体に残っていないので安心ですね。



乳汁の水分は、時間とともに身体に吸収されていきます。

時間がたつと、貯まった乳汁は、

半透明だったのが、白くなり、

黄色くなり、だんだんドロッとして

固まってきます。


固まってしまうと、出すのが難しく、

石灰化(石のように固まる)して

乳腺にこびりついてしまうことがあります。


それが肩凝りや頭痛を引き起こしたり、

乳房の違和感や乳首のかゆみなど、

不快感を残すこともあります。



とくに、今後また出産を考えていて、

母乳育児を希望している方は

おっぱい卒業したらケアしておくことをオススメします♪


卒乳ケアのお問い合わせも、

いつでもお待ちしています☆彡



☆断乳よりは卒乳を目指す


バンバンおっぱいを飲んでいる状況で、

急にやめると、

母子ともにかなり負担が大きいので、


6ヶ月以降でそろそろおっぱいを減らして行きたいなーと

考えたら、


日中はたくさん遊んで、

早めにご飯にして、

授乳回数を減らすなどしていきましょう。


すると、分泌量も自然に減っていきます。


赤ちゃんも、少しずつ食事を食べられるようになったら、

おっぱいを飲む回数も少なくなりやすいです。

(個人差があるので、食べていてもおっぱいが大好きな赤ちゃんもたくさんいます)


たくさんほめて、

いろんな面で赤ちゃんが自信がついてきたら、

だんだんおっぱいを求めなくなるかもしれません。


一人一人、おっぱい離れの時期は違うので、

ママも焦らずに見守って行けたらいいですね!



おっぱい離れについても

お悩みありましたら、

お気軽にお電話下さいね(^o^)


いきなりやめる断乳ではなく、

なるべく赤ちゃん自身が決めて離れていけるおっぱい卒業を目指して行きたいですね(^o^)


一緒にどんな方法ができるか

考えていきましょう♪


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❤️助産師 石岡真理子❤