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職場で平気で相手のやる気を下げるコミュニケーション

2022.06.27 10:10

今日も元気に仕事だ!毎日そのように過ごせる人って少ないですよね。

出来ればそのように過ごしたいですが、様々な人たちとコミュニケーションを取る必要がある仕事では関わってくる人物それぞれに都合があって

その中でやる気を削がれてしまうことは沢山あります。

むしろ仕事を続ける肝はその部分かと考えられるくらいです。

 

今回はやる気が下がってしまう後出しの状況を紹介します。

 

■後出しジャンケン

例えば仕事でミスをしてしまって報告・相談をした際に

「実は」こうしておけばよかったと「思ってた」と返事が来ると気分は良くないですよね。

本当にそう思っていたのならその場で言ってくれればミスは起きなかったのに・・・

他にも後から取ってつけたように指示内容が増えたり要件が追加になったり、その場で言ってくれればよいのにと思うことは多いですよね。

 

・急な内容変更。

「やっぱり」とゴール直前で目的地を変えられてしまうようなことってありますよね。

実務を担当していると現在地に至るための過程があるわけで、それらを覆されてしまうと

今までの仕事はなんだったの?とやる気を削がれてしまいます。

元々の確認内容は間違っていた場合などはリカバリーのために必要なことかもしれませんが、真面目にやっていて急に変更をされてしまうと、自分自身へのリカバリーは誰もしてくれません。

 

・急に意見を切り替えること

ずっと肯定をしてくれていた内容を誰かの一声で掌を返したかのように否定されてしまうと、その人を信用していいのかわからなくなってしまいますよね。

そこまでのやり取りはなんだったんだろう?肯定をしてくれるからやる気につながることもありますし、否定からモチベーションを上げることもありますが、急に対応が変わるとついていけなくなってしまいます。仕事における普段の関係性の線引きがしっかりしていないので起こります。

 

・勝手なルール変更

今までは何度もやってきてまったく問題がなかったから同じように進めていたら怒られた。

特に環境や状況の変化もない中でそのように「初耳」でルール変更を知ると困ってしまいますよね。変更があったとその時点で教えてくれれば良いのに、それがない場合は思い付きで言われていると考えてしまいます。

では今まで大丈夫だったのはなんで?どっちが正解なの?指摘をしてきた人からすれば現時点での考えが正解でしょうが、確認にも限界がありますし、完全な不意打ちですので整理が出来ずにやる気が下がってしまいます。その仕事の内容に対する線引きがしっかりしていません。

 

・何度も報告

同じ質問を何回もしてはいけない!と言われたことはあると思いますが

仕事では何度も同じ報告を後からこれもこれもと同じ人に求められる機会があります。

他の人の仕事だからと線引きをしてしまって「聞けばいいや」と思っていても

相手からしたら何度も質問をされるのと同様に負担になります。

共有管理表を作っても聞いた方が早いと報告を求められるとしたら、管理表の意味もわからなくなってしまい、よっぽどの関係性でない限りやる気を削ぎます。

 

・気づいたら担当者

なんとなく会話に出てきて、少し首を突っ込んだら、後日詳細な報告を求められ確認をされる場合は任せられた認識もないために困惑してしまいます。任せられた認識があればしっかりしたのに、認識がないから報告も出来ない、この落差にやる気が削がれてしまいます。

見せたら任せた!では相談するコミュニケーションも与えられないので問答無用で仕事は増えていき、パンクをしてしまい働くこと自体へのやる気も下がってしまいます。

 

 

総じて知らなかったこと、特に「知れなかったこと」からくる落差と

職務や関係性の「線引き」がしっかりしていないから起こってしまっています。

特に上司や目上の社員が相手の場合はその状況でも謝ることしか出来ませんので

何をしてるんだろう?と仕事をするために重要な気持ちの中に大きな迷いが生じてしまいます。

確認の段階でしっかりと伝えないといけないわけで

もちろん、しっかりと聞くことが大前提になり、そこの関係性は本来はイコールであるべきです。

相手に「なんだったの?」と思わせるような環境だとストレスがとても溜まってしまうのは

何故なら基本のやり方がコースアウト前提だからと言えます。

 

仕事ですから多少の微調整はもちろん必要ですが、あまりに多いと結局どこを目指せばいいのか?ゴールを見失ってしまいます。

そして今までしてきたことを上書きによって無駄だと考えてしまったら

続けることってかなりしんどいですよね。

 

管理職としては任せる!のではなく(丸投げと裁量権の意識をイコールとせず)

しっかりと役割毎の線引きをしてあげることに加え

線引きを越えてしまった場合に調整をすることが出来れば

報告する側もとても楽になります。

ほんとうに多少の線引きを越えて「出来るから」他のメンバーのことを考えてやってあげる仕事は評価してあげればよいです。

線引きが曖昧だと好き勝手言えてしまいますので後出しが起きます。

 

私の仕事はここまでです!という線引きではなくて役割以上の過度なコミュニケーションを取らせないことが目的ですね。

  

ただ、それ以外の理由も勿論あって

その場合は今後に大きく関わってきます。

 

多少仕事で抜けてしまっていた場合は自分自身に原因がありますので気を改める機会として

 

心当たりもなく頻繁に起きない場合は動じずに「こんなこともある」「次からそうしよう」と

新しいコミュニケーションを知れた機会と捉えて今後同じようなコミュニケーションが発生しないための打ち手(記録の残し方や共有の仕方、案内の仕方など)を検討する材料となります。

 

普段からしっかりと仕事をしてきていて、急に後出しが増えてしまった場合は

あなたよりも周りの人たちに余裕がない状況です。

一時的なものであれば良いですが、これが当たり前になり要求がエスカレートしてきた場合は「そもそも以前の職場環境ではない」かもしれません。

一緒に働く人が変わらなくてもその人達が変わることはあります。


そのような状況を作ってしまう人も日々ストレスを抱えて仕事をしています。

こういった違和感があった場合は周りの知らないとことで何かが起きています。

知ることが出来ないからこそ不意打ちが続くわけで、そうなると自分自身の力で出来ることは限られてしまい、やる気が削がれる中でやる気を維持して仕事をするという今までになかった負担を強いられることになります。

 

困難でもやる気を上げられることは能力の一つですが

やる気が全くでないでやらないといけないからやるような状態は

ゴールも見えずに特に負担が大きい状態です。

やる気があるから良いアイデアも湧いてきますし、仕事の好き嫌いは抜きにしても

前向きに業務に取り組める、その源がない状態って「なんでこの仕事をしてるのか」見つけられなくて立ち止まっている状態です。


前向きさで乗り切ることも難しいのでただ耐えている、それでは頑張れませんよね。

  

同じ環境でも状況が変われば違う環境ですので

自分自身の実績や普段の仕事に対して問題点がないと思うのであれば

誰かのストレスの犠牲になってキャリアを見失ってしまうことは勿体ないですので

別の「以前の環境」のような職場を外で探してみることも一つの選択肢です。