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【愛媛ローディー辞典】中予(ちゅうよ)

2018.01.18 09:08

愛媛県は、県を3つの地域に分けて呼ぶことが慣習化されている。

 愛媛県(伊予国)の中部地域を、伊予の真ん中という意味で「中予」(ちゅうよ)と呼称され、 松山市、伊予市、東温市、砥部町、松前町、久万高原町の3市3町で構成される。

3地域は地理的にはもちろんだが、文化的にも、住民の気質的もそれぞれハッキリと区別できるが、他の地域(東予・南予)と違い、中予の住民が、自らを中予地域に属しているという意識はかなり希薄である。

それは、この地域の中心が四国最大の人口(約52万人)を擁する県都・松山市であり、他の自治体は松山市の衛星都市化しているため、中予地域全体が松山都市圏として存在し、経済・政治のあらゆる機能が松山市に一極集中しているためであろう。中予=松山といっても過言ではない。

(ただし、久万高原町だけは三坂峠で地理的に分断されており、厳密には松山都市圏の一部とは言い難い)


気候が温暖で、災害被害も少ない中予地域に住む住民(=松山人と同義)の気質は、一般的に温厚で、人当たりがよく、争いを好まないとされる。おっとりとしてのんびり屋。仕事の面では、正直だが、仕事への厳しさや、粘りに欠けるきらいがあると言われる。


東京の人間が、千葉や埼玉の各都市のことを知らないのと同じように、松山の人間は、中予地域の他の都市のことをほとんど知らないことが多い。

【愛媛ローディー辞典編纂委員会(謎)】


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