Instagramのリールを活用して採用活動を成功させる
Instagramのリールを活用して採用活動を成功させる
今、求人の数が求職者を上回る「売り手市場」の中、求人活動をどうするか頭を悩ませている会社は少なくないと思います。
そこで注目されているのが、同業他社と差別化できるショートムービーの活用です。
Instagramのショートムービー「リール」は、スマホ1台あれば撮影も編集も簡単。
誰でも作ることができることから、文字や写真では伝えきれない会社の雰囲気まで発信できると採用活動に活用する企業が増えています。
そこで今日は今、若者に大人気のこのリールを使った採用活動についてお話したいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
フォロワー以外のユーザーにリーチできる
リールとは、60秒までの短尺動画(ショートムービー)のことで、従来の「映える写真」から「明るさ」や「楽しさ」にこだわる動画が投稿できる機能です。
同じ短尺動画でも「ストーリーズ」は主に自分のフォロワーか、たまたまプロフィールを見た人にしか見てもらえません。
ところが「リール」は、画面の下部にあるタブをクリックすると不特定多数に表示される仕組みとなっているため、フォロワー以外の人にも見せることができ多くのフォロワーを獲得しやすいとされています。
他にもビジネスアカウントなら専用タブの中に過去の投稿動画を収納できもできます。
ある自動車販売店では、受付スタッフが新車を紹介するリールを投稿したり、別の不動産会社では、社員と上司のやりとりをコント形式で投稿するなど、少ない投稿で何万人ものフォロワーを獲得しています。
撮影した動画の加工にはInstagramからBGMも用意されていて、全画面で表示された上に迫力ある動画を流すことができます。
また同じショートムービー系の「TikTok」に比べ、添付できる文字数が圧倒的に多く表現の幅も広がります。
【リールを見る方法】
- Instagramのアプリを開き、最下部の「虫眼鏡アイコン」をタップすると検索画面になります。
- そこに表示される「動画マーク」のある投稿をクリックする「リール」が表示されます。
- 表示されたら、画面を上にスワイプしていくと次から次へと新しいリールが表示されます。
文字や写真では伝えきれない会社のリアルな雰囲気が伝わる
求職者は会社の雰囲気や人間関係、働きやすさを重視しています。
そこで視覚的にアピールすることができるInstagramのリールは、何千~何万人と多くの人に知ってもらえる手段として魅力的だと言えるでしょう。
リールは、日常のワンシーンや社員のプライベートをよりリアルに伝えることができるため、採用のミスマッチが生まれにくくなります。
制作にはスマホ一台あればできるので、費用もかかりません。
ホームページでは伝えきれない会社の雰囲気を伝えるには最高のツールだといえます。
ただし撮影と編集には、手間がかかるので慣れるまでは少々大変ですが、慣れてくると反応が楽しみになって投稿するのが楽しくなってくるでしょう。
継続的な投稿で信用を獲得する
プロフィール欄や投稿にURLを貼ることで、ホームページへの誘導ができます。
また逆にホームページにInstagramへのリンクを貼ることで、リールを見てもらうことができます。
相互リンクによって採用効果をあげるにはやはり継続的な投稿が欠かせません。
何週間、何か月も投稿に間隔が空くと、見てもらえなくなるどころか会社のイメージが悪化する恐れがあります。
2~3日に1回程度のペースを守り、続けて投稿することが信用獲得にはとても重要。
また、投稿には必ず「#〇〇(ハッシュタグ)」をつけ、見つけてもらいやすくする工夫も必要です。
「#〇〇(ハッシュタグ)」の「〇〇」部分に採用や採用情報など、その投稿内容にマッチするキーワードをつけることで多くの人に見てもらえる機会が増えます。
まとめ
如何でしたか?
今日は、「Instagramのリールを活用して採用活動を成功させる」と題してお送りしてきました。
このリールは、若年層を中心に今とても盛り上がっています。
上司と部下でショートコントを演じた動画や社長がランチするだけの動画など、1分程度の短時間で見れるため人気です。
知り合いの会社ではルールを始めてから1万人を超すフォロワーを獲得し、2~3人程度の求人には困らないと言います。
ホームページや採用サイトで応募者を集めるには相当な努力が必要ですが、Instagramは軽々とそれをクリアしてしまいます。
「Instagramのリール」。
気になった方は一度トライしてみては如何でしょうか。