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色彩

人生2周目〜ツイステの世界でやり直し〜㉘

2022.07.03 05:24

第二十八章〜真紅の仁君〜


「んじゃ、『なんでもない日』パーティーを再開しますかね。」

そう言ってエースは、近くにあったタルトを

食べたがー。

「しょっぺー!!」

…そんなに?

「ええっ!?」

この反応は、リドルが作ったな。

「このタルト、リドルが作ったワケ?」

「…そうだよ、みんなにお詫びをしたいと思って…。」

「詫びを入れたいのは分かった!けど!どうしたら、こうなるんだ!?」

エースが絶叫してる。

「厳密に材料を測って、ルール通りに…。

あっ…!!」

「なんか思い当たる節が?」

「オイスターソースを入れたから?」

「マジで入れるヤツがいるかよ…。」

「だってトレイが昔、レシピには載ってないけど美味しいタルトには絶対隠し味でオイスターソースが入っているって…。」

「トレイさん…。」

「なんだ?」

「ダメですよ、純粋な子を騙しては。」

「あー、うん。それについては謝るわ。」

「そう?結構いけるよ?」

そう言いながらケイトさんは、

余裕で食べていた。

…この人ゲテモノ食い?

「ありえねー!!」


「このタルトは、甘くないからだろ?」

「えっ?」

「お前は、甘いもの嫌いだもんな。」

「えっ、えっ…、トレイくん、なんで知ってんの?」

おっ、ケイトくんの珍しく焦った顔。

「オレ、甘い物苦手なんて誰にも言ったことないんだけど。」

…もしかして。

「トレイさんのユニーク魔法で、味をよく変えさせていたからですか?」

「ああ、顔には出てなかったがもしかしてと思ってな。」

「あ〜…、はっず…。

トレイくん、リドルくんの件もそうだけど…。その「思っていたけど言わない」ってのは良くないと思うな〜、オレ。」

「あ、同感です。言わなかったらトラブルに発展したし。」

「そうだな、トレイにはこれからは自分の意見をハッキリと言って貰わないとな。」

「…これ、オレ責められる流れ?」


「ふんふふーん♪トレイのお菓子はいつ食べても絶品だにゃあ〜。もぐもぐ。」

…なんかいる。

「チェーニャ!なんでここに!?」

「ん?『なんでもない日』だから祝いにきただけさ。おめでとう、リドル。」

「『なんでもない日』はハーツラビュル寮の伝統行事だ。キミには関係ないだろう?」

うーん、口調は冷たいけどこの親しい感じ。

友人なのかな?

「はじめまして、ユウくん。

…まさか因果がねじ回ってこんな結果になるとはにゃ〜。」

…どう言う意味だ?

本来なら、この未来じゃなかった?

「…あなたは?」

「そう警戒しないで欲しいにゃ〜。

同じリドルの友人として、仲良くして欲しいにゃ!」

無視して、トレイさんに聞いた。

「この方は?」

「ニーチェ…、お前が変なこと言うからユウがめちゃくちゃ警戒しているぞ。

済まないな、ユウ。」

「…いえ、すいません。

警戒し過ぎました、許して下さいますか?」

そう言って、ニーチェさんに手を差し出した。ニーチェさんは嬉しそうに手を取って、握手してくれた。

「気にしてないにゃ〜!

改めてあいさつするにゃ!

ロイヤルソードアカデミア3年のアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカーさ。

よろしく頼むよ。」

…ニーチェさんの本名長くない?

「ナイトカレー…じゃない。

ナイトレイブンカレッジ以外にも学校ってあったんですね…。」

いや、まぁデュースが「名門校」って言うぐらいだし色々な学校あるんだろうけど。

…改めて考えると、すごいな。

名門校に手違いとは言え、通っている訳だし。

「まぁな、ロイヤルソードアカデミアは

ナイトレイブンカレッジの長年のライバルだ。」

「へー。」

んっ?ってことはだ、そんなライバル校の生徒がいるのは良くないのでは…。

「今、ロイヤルソードアカデミアって言ったか!?」

「誰かパイ持ってこい!投げてやる!!」

…やっぱりなった。あと誰?パイ投げようと考えているヤツ。

「おっと。それじゃあ、タルトも食べたし俺は帰るとするかにゃ。フッフフーン♪」

ニーチェさんは、鼻歌を歌いながら消えていった。

「消えたか!!」

「逃すな!!」

「ヤツにパイをぶつけてやる!!」

…だから、なに?そのパイへの情熱。


「なんかみんな急に殺気だったんだゾ。」

「ナイトレイブンカレッジの生徒は高確率でロイヤルソードアカデミアを敵視しているからね。」

「100年も負け続けていればそうなるというか…。」

…負けすぎじゃない?なんか世界がロイヤルソードアカデミアが勝つように味方している様に見えてくるな。

「まーまー!お祝いの日にそんな暗い話はナシナシ!今日は『なんでもない日』パーティーを楽しもうよ。」

「にゃっはー!腹がはち切れるまでごちそうを食ってやるのだー!『なんでもない日』、バンザーイ!」

「グリム、あんまり食べすぎないでね?

夜ご飯入らなくなるし。」

そう言って側にあったタルトを取って食べた。

「あっ!」

「それは!」

「おい!」

「?」

なんだ?みんな変な顔をして。

「…その、変な感じはないか?」

ああ、これリドルお手製のタルトか。

「いや、いけるよ。これ。」

「テメーも、ゲテモノ食いかよ!!」

エースのツッコミが空にこだました。