【京都府・八幡市】橋本2012
2018.01.18 14:09
京阪電車が停車する八幡市橋本。
江戸時代は京街道の宿駅だった地で、その流れで戦前から戦後にかけて遊廓が存在。
『全国遊郭案内』にも掲載され、「娼妓は四百七十人、芸妓は三十名と云ふ大舞台」だった。
京阪電車橋本駅前の風景
赤線の当時から営業している「ヤヲリキ食堂」さん、この時はお休みだった。
橋本駅の前からの眺め、駅の至近から遊廓は広がっていた。
空地に豆タイルが残っており、かつて妓楼が存在していたことが伺える。
妓楼が建ち並ぶ橋本小金川の街並み、住宅として大事に使われている所も多い。
欄間や透かし絵など凝った意匠を見せる妓楼が多い。
唯一現役の転業旅館「多津美旅館」
このエリアでは最も大店ではと思わせる規模の妓楼が残っている
屋号が入っている防火用水、豆タイルで装飾されていている。
廓内に残る銭湯「橋本湯」、訪問当時は現役だった(現在閉業)。
御主人のご厚意により中も見せてもらいました、ただただ感謝です。
かつてはこの近くに渡船場があった。
住宅に前に残る京街道の道標
(訪問 2012年4月)