『愛撫③』(続•臣隆妄想劇場108)ショートバージョン
2018.01.18 23:00
ベッドの上に古くなったシーツと、
その上に滑りの良い透明なビニールシートを敷き、隆二が横になった。
臣はボディクリームを買いに行った店で、
気に入った香りのボディオイルを見つけ、購入しておいた。
隆二はトランクスだけ着けて、うつ伏せに寝そべっている。
臣はオイルを手に取り、しばらく両手を合わせて、体温で温めた。
その様子を見て、
隆二「やったことあんの?」
臣「それこそ見よう見まねだよ」
隆二「どこで?」
臣「いいから…」
臣の手が隆二の太腿に触れた。
足の付け根から太腿、膝裏、ふくらはぎへ、ゆっくりと手を滑らせる。
リラックス効果のある香りが部屋中に漂い、隆二は目を閉じた。
程よい厚みの手の感触と、丁度いい早さで、ゆっくりと両足に満遍なくオイルを塗る。
隆二「臣…うまいね」
臣「気持ちいい?」
隆二「ん…」
足から手が離れ、次に臣の温かい手が隆二の肩甲骨辺りに触れた。
ゆっくりと背中、腰と手が伝い、また背中に戻り、両肩を優しくスライドする。
隆二「あ…気持ちいい…臣、お金取れるよ」
臣「そう?」
臣「いいよ、仰向けになって」
隆二がゆっくり体の向きを変える。
臣が隆二の上にまたがる。
見ると、臣の額に薄っすらと汗が滲んでいる。
隆二「結構体力使うでしょ?後ろだけでも充分リラックスできたよ」
隆二は臣を気遣い、声を掛けた。
臣「最後までやらせろ」
言いながらまたオイルを手に取り、
隆二のデコルテに両手を置いた。
続く