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頭皮のお掃除テク

2022.06.30 02:03



いきなりですが

台所のシンクやコンロの汚れをどうやってお掃除していますか?



こびりついた汚れは洗剤をつかっても簡単には落ちませんよね。


もちろん金たわし等で力を入れてごしごし磨けば汚れは落ちるかもしれませんが

そうするとステンレスは傷だらけになってしまいます。


その為

テレビや雑誌で出てくるような”お掃除テク”を使ってお掃除をされている方が多いと思います。



実はこれってシャンプーの時も同じような事が言えるんです。


頭皮にこびりついた皮脂や汚れは簡単には落ちません。


ゴシゴシ洗えば落ちやすくはなるけどそれだと頭皮は傷だらけなってしまいます。

頭皮の為には出来るだけ優しく洗ってもしっかり汚れが落ちるのが理想。


しかし、最近は髪の負担を考慮し洗浄力の弱いシャンプーが主流になっています。


確かにあまり洗浄力の強いシャンプーをつかうと

髪が軋んでからまりやすくなるし頭皮も乾燥しやすくなる危険があるのですが

洗浄力を抑えれば抑えるほどその分汚れも残ってしまうのも事実。


こういった矛盾を解消する為には

台所のお掃除と同じように”テク”が必要になってきます。



そこで今回はいくつかその頭皮のお掃除テクをご紹介します。



【二度洗い】

お鍋などのこびりついた油汚れは1回洗っただけでなかなか綺麗になりません。

そこで2回、3回と洗う事もあると思います。


シャンプーも同じ

1回で落ちない汚れは2回、3回と洗う必要があります。


特にオイル等をたっぷりとつけている方や1日中ずっと結んでいる方は2度洗いは必須。



以前のブログに書いたように

一回に使うシャンプーの量が少ないと洗う時の摩擦で頭皮も髪も傷つけてしまうので

しっかりと泡立つまで沢山使って何回も洗ってあげた方が良いです。


高価なシャンプーだからもったいないと感る場合は

一度安めのシャンプーで予洗いしてから高いシャンプーで本洗いするのもありです。


とにかくシャンプーは沢山使ってもこもこの泡になるまで何回も洗ってあげる方が髪にも頭皮にも良いと言えます。



【炭酸などを使う】

台所を掃除するときに炭酸や重曹を使うテクって多く紹介されていますよね。

炭酸や重曹は細かい気泡を発生させるのでその気泡が汚れを浮かし落としやすくなるからです。


同じ様に炭酸シャンプーやマイクロバブルは頭皮の汚れを浮かし落としやすくします。


お掃除に使う炭酸ソーダや重曹は少し強めのアルカリ性なので頭には使えませんが

シャンプーにもこういったものは沢山ありますので汚れを落としやすくする一つの方法と言えます。


最近ではご家庭用のマイクロバブルも沢山発売されているので

是非活用してもらいたいですね。




【付け置き洗い】

洗剤の付け置きってお掃除にはありがちなテクですよね。

油汚れって何層にも重なってついているので

洗剤が奥までしっかりと浸透するにはある程度時間が必要だからです。



シャンプーも同じ

特に毛穴は縦に深く伸びているのでほとんどの場合表面しか洗えていません。


よくシャンプーする時間は最低3分間は必要といわれていますが

この時間は汚れの奥にまで浸透するのに必要な時間だからなんです。


しかし3分間腕を上げっぱなしにするのって結構疲れますよね。


そこで付け置きが便利


例えば

1分間洗う → 1分間放置 → 1分間洗う → 流す


みたいに途中で休憩時間を作ってあげと楽になります。


でもそうする事で毛穴までシャンプーがいきわたり

深いところまで汚れを落としやすくなります。



【温度を上げる】

食器を洗う時水で流すよりもお湯で流した方が落ちやすいですよね。

油は温度が高くなると柔らかくなり流しやすくなる性質があるからです。



シャンプーの時も同じ

もちろんあまり高温になるとお肌に悪いのでいつもより1℃程度で

でもその1℃でもかなり変わります。


特にシャンプー前の流しを少し温度を上げて流す事で

余計な油分を落としその後のシャンプーの泡立ちが良くなります。


シャンプー前の流しが重要ってよく言われていますが

実際余計なシャンプーの量も減らせるしとてもエコです。


スタイリング剤を沢山付けた日や

1日中結んでいた日や

汗をたっぷりかいた日などは

いつもより1℃上げてみるのもありだと思います。




以上4つの頭皮のお掃除テクを紹介しました。


これらはどれか1つというわけでは無く、ご自身の肌質や状態に合わせて2つ3つと合わせて使っていくとより効果的です。




髪が傷むと汚れやすくなる?花粉症にも影響?


実は髪はダメージを負うと汚れやすくなります 。

理由は2つ


1つ目は「髪がダメージを負うと頭皮に皮脂が溜まりやすくなるから」


髪は本来頭皮から出る油分を毛先まで自然に運ぶ様にできています。

それは、髪のキューティクルの一番外側に18MEAというものがあるからです。


18MEAは油分を表面に捕まえる事が出来るので、頭皮から発生した油分を毛髪に付着させそれが重力で下へと落ちていき毛先まで油分でコーティングするような感じになります。


しかし、18MEAは髪の一番外側にある為とてももろく

アルカリの強いカラーなら1回で、180℃以上のアイロンなら数秒当て続けるだけで簡単に無くなってしまいます。


そうなると本来毛先まで運ばれるはずの油分が途中で止まってしまい、どんどん蓄積されていきます。


髪がパサパサなのに地肌が油っぽい方の多くはこれが原因ですね。


実はその地肌のベタベタはシャンプーのせいでもなく、スタイリング剤のせいでもなく 

そもそも髪のダメージで18MEAが失われているからかもしれません。



そしてもう1つの原因が 「髪は傷むと静電気を帯びやすくなるから」


以前ブログでも書きましたが髪はカラーやパーマ等のアルカリが入ると 髪自体がマイナスの電気を帯びます。

そうすると静電気を発生しやすくなります。


静電気が発生した髪は空気中のホコリやカビ、そして多くの方が悩まされる花粉を付着しやすくなります。


つまり、そこらじゅうに漂っている汚れを吸い寄せてしまう性質になるんですね。


こういった場合マイナスイオンのドライヤーをあてたり、トリートメントを使ったりする事で一時的に静電気を抑える事はできます。


しかしそれはあくまで一時的で

髪にアルカリが残っている場合は常に静電気を発生させ続けてしまう。


結局は髪のアルカリを取り除かないとまたすぐに汚れを吸い寄せる性質に戻ってしまうんですね。



この2つの理由から 「髪が傷めば傷むほど汚れやすくなる」という事になります。


最近地肌の臭いが気になってきたとか

ベタベタしたりかゆくなったりしてきたとか

花粉症がきつくなってきたという場合

原因はもしかしたら髪のダメージにあるのかもしれません。




まとめ


多くの方が見落としがちなのは

頭皮って自分で思っているよりも結構汚れているという事。


そして意外に周知されていない事が 【髪にダメージがあるほど頭皮は汚れやすい】 という事。


とにかく ハイトーンで染めている方や縮毛矯正をかけている方

それ以外にも高温のアイロンを使っている方等は実は普通の方よりも頭皮に汚れが溜まりやす状態になっているんです。


そういった方は洗浄力の強いシャンプーを使うとすぐに絡まりやすくなってしまうので

基本的に優しめシャンプーを使わざるを得ません。


ということは

ただでさえ汚れが溜まりやすいのにそれを落とす事も出来なくなり

最悪の負の連鎖にはまります。

髪のダメージは頭皮のダメージもつくってしまうんですね。



地肌のダメージは 抜け毛 薄毛 白髪 うねり 広がり 乾燥 等の髪のトラブルを引き起こします。


綺麗な髪を作るにはまずは綺麗な地肌から

頭皮のお掃除テクを活用して清潔な頭皮を維持していってください。