フジコ・ヘミングさんを最前列で。
半年くらい前にチケットを購入したフジコ・ヘミングさんの紀尾井ホールでのコンサートへ。今回は「ぴあ」の先行発売で、発売開始直後に買ったところ、なんと「1階1列14番」という席をGETすることができました。もう15回くらいはフジコさんのコンサートへ行っていると思うのですが、10列以内は結構あっても1列目というのは、流石にはじめてでした。しかもほぼセンターです。
いつもより緊張の面持ちで拝みながら聴きました。(笑)やはり一番前は遮るものが何もないので、音が良すぎます。弾いている手は見えない中央の席でしたが、手を下ろしたときに見える手は、89歳の年輪が刻まれた巨匠の手でした。
どんな気持ちで弾かれているのでしょうか。89歳になっても私たちにパフォーマンスをしてくださるその生き様はカッコイイですし、奇跡的な光景です。世界中を今でも飛び回って、健康そのものです。素晴らしすぎます。
私は30年ぶりにピアノを再開して思いますが、ピアノの叩き方がまるで安定しないもので、指1本ずつ均等に音を鳴らすだけでも難しさを感じています。フジコさんのピアノを聴いていると、人間の極限の可能性まで見させられている感じがして、小さな問題がどうでもよくなってきます。自分の使命を全うする人生でありたいです。歴史上に名前が残るフジコさんを最前列で聴くことができて、ラッキーでした。このラッキーはどこから来たのか? チケットを素早く買っただけかもしれませんが。(笑)
今回のプログラムは、はじめて見るフジコ画伯のお花の絵でした。花柄の服を着て行ってよかったです。きっとフジコさんと目があった気がします。(笑)
巨匠の絵にあやかり、スキャンして色を整えて印刷し、額に入れました。とっても夏らしい雰囲気の花々です。ピアノも再開しはじめましたし、ピアノの妖精が遊びに来てくれるといいです。次回は、90歳になるフジコさんの2023年の1月のコンサートです。お元気でいてくださることを願っています。