この仕事は恩贈り。レターポット始めました。
皆さんはどんな想いでお仕事をされていますか?
今回少し、僕の昔の話をします。
高校時代の友人であり、当時不登校だった僕を支えてくれた恩人の一人でもある女性が、4年前に亡くなりました。
享年24歳。
急性の心臓の病で、原因不明の突然死だったそうです。
高校時代、クラスメイトだった彼女は、精神疾患を抱えてしまい不登校になった僕をずっと気にかけてくれていました。
特に仲が良かったというわけではないのですが、共通の友達を通して連絡先を聞き、僕を励ましてくれたんです。
(当時はガラケーだったので、メールでした)
彼女の支えもあり、僕は体調を整えて学校に復帰することができました。
ですがその後、僕は高校を中退して大学を目指すことを選びます。
学校に戻れるよう励ましてくれていたのに…
と、申し訳ない気持ちでいたんですが、
「目標を持って進路を変えるんだから、一年早い卒業だね」
と、前向きに送り出してくれました。
高校を中退しながら、目標を見失なうことなく、前向きに受験に挑めたのは、彼女をはじめ当時の友人たちのおかげです。
僕は高卒認定試験(いわゆる大検)に一発で合格。
現役生と同じ年に大阪の大学に入学しました。
支えてくれた人たちには頭の上がらないような想いです。
一方彼女は東京の大学へ進学。
それ以来、連絡を取り合うこともなく、疎遠になりました。
おかげさまで大学生活はとても楽しく充実したものになったんですが、
「何か恩返ししたいけど、自分があの人にしてあげられることなんてないなぁ」
と、ぼんやり考えることが増えてきました。
その当時の僕では、「自分の人生を精一杯生きる」ぐらいしかできないと思っていました。
突然の訃報を聞いてから2年ほど経ったある日。
「なにも恩返しができなかった」という想いが募っていた僕は、
仕事の相談に乗っていただいていた事業家の方に、直接この想いを打ち明けました。
返ってきた言葉は、
「本人に恩を返せなくとも、その受けた恩を他の人に贈っていくことはできるんじゃないかな。君にもできることがあるはずだよ」
恩贈り。
彼女はもうこの世にいないし、その他の友達にも返せるものなんてなにもないかもしれない。
でも、今の自分でも、他の人に役に立てることは確かにある。
一生恩を贈り続けてもなくならないぐらい、返せなかった恩があります。
それだけでも嬉しいから、僕はひとに恩贈っていこうと決めました。
これが、ライフオーガナイザーとして仕事を始めた僕の原点であり、この仕事にかけた想いです。
さて、長くなってしまいました。笑
話は変わりますが、タイトルにもある通り、
最近「レターポット」というものを始めました。
お笑い芸人のキングコング西野さんが始められたサービスです。
ここでは詳しく説明しませんが、
「レター」という、想いの乗った(お金をかけた)言葉を贈るというサービスです。
最近のSNSとは違い、手紙に近いものですね。
既読は確認できないし、返事を求めるものでもない。
利用者は「レター」を購入し、手紙を贈ることができます。
受け取った「レター」を使い、誰かに手紙を贈ることもできます。
レターは換金できません。
見返りを求めない、感謝や応援の気持ちを伝えられる、凄くいいサービスだと思い登録しました。
まさに、恩贈り。
まだ全然使いこなせていません。笑
でも、大事に使っていきたいと思います。
皆さんは恩を贈りたい相手はいますか?
僕は誰にでも、
「自分にしかできない、自分だからできること」があると思っています。
共感していただける方は、
ぜひレターポットを使ってみてくださいね。
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