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高橋耕也.com

人生100年時代、働き方、生き方、価値観の多様化

2018.01.20 03:50

地方議員として活動が始まり約三ヶ月が過ぎ行政につくづく思うことは遅さと意識の低さです。これは批判する為ではなくこれから一緒にまちづくりに取り組む先の話です。


題目の内容について分析も含め話していきますがこれからの小鹿野町とあわせて考えてもらいたいです。


人類がこれまで経験したことのない変化に直面し、 個人の生き方や価値観も 急速に変化しつつあるにもかかわらず、 日本の社会システムはちっとも変化できていない。

このことが人々の焦り、いら立ち、不安に 拍車をかけているのではないか。

なぜ日本は、大きな発想の転換や思い切った選択が できないままなのだろうか。


今の社会システムは、高度経済成長まっただ中の 1960年代の日本社会を前提につくられたもの。

それが定着した世代の人生と、現役世代の人生とを比較すると、 ○「結婚して、出産して、添い遂げる」という生き方をする人

・・・1950年代生まれ:81%、1980年代生まれ:58% ○「正社員になり定年まで勤めあげる」という生き方をする人

・・・1950年代生まれ:34%、1980年代生まれ:27% 「サラリーマンと専業主婦で定年後は年金暮らし」という

「昭和の人生すごろく」のコンプリート率は、既に大幅に下がっている。


今後は、人生100年、二毛作三毛作が当たり前。 にも関わらず、「昭和の標準モデル」を前提に作られた制度と、それを当然と思いがちな価値観が絡み合い、変革が進まない。

これが、多様な生き方をしようとする 個人の選択を歪めているのではないか。


例えば

1定年後、まだまだ働きたいのに、働く場所がない 2人生の終末期に過ごす場所を、望み通り選べない ・・・手厚い年金や医療も、必ずしも高齢者を幸せにしていない。

一方で、3母子家庭になると、半数以上は貧困に 4一度、非正規になると貧困から抜け出せず、子どもまでも ・・・社会のひずみの縮図のような弱者が生まれている。

また、 5若者の社会貢献意識は高いのに、活躍できていない。

こんなもったいない状況を放置していいはずがない。


多くの人が健康で長生きする現代。

にもかかわらず、60歳半ばで 社会とのつながりが急速に失われる暮らし。

そんな暮らしを多くの人が望んでいるだろうか?


意欲、健康、経済状況など 高齢者が置かれた状況は様々。

にもかかかわらず、現在の社会システムは、ある年齢で 区切って一律に「高齢者=弱者」として扱い、 個人に十分な選択の機会が与えられていない。

高齢化が進む中、こうした考え方のまま 際限なく医療・介護・年金等にどんどん富をつぎ込むことに、 社会はいつまで耐えられるのだろうか。


その一方で、子ども・若者の貧困を食い止め、 連鎖を防ぐための政府の努力は十分か。

母子家庭の貧困、こどもの貧困を、 どこかで「自己責任」と断じていないか。

若者に十分な活躍の場を与えられているだろうか。


高齢者は一律に弱者として手厚く保護する一方、 「子育ては親の責任」、「現役世代は自己責任」と突き放し、 意欲のある若者にも高齢者にも 活躍の「場」を提供できていない。

「未来を支える子どもたちだけは、 社会全体で投資し、何としても支える。」

「年齢にかかわらず、それぞれのやり方で社会に貢献する。」

と胸を張って言える方が、 将来に対する希望が持てるのではないか。

個人の帰属・つながりを回復し、不確実でも明るい未来を想像し実現できるのでは…


##############


価値観、生き方、働き方、お金と様々な多様性がものすごい勢いで変化する時代は地方にはチャンスとなりえませんでしょうか。

この町はこれを柔軟にとらえ行動におこさないといけない。しかもスピード感を出して!


執行部側は真剣に民間のスピード感を持って取り組んでいただきたい。

町長は「官は競争原理が働いてないから」と議会のなかで話してた事がありましたが、例えば移住者の獲得、現町民の流出をどんな行政サービスで獲得し防ぐかは他の地方と競争なんです。

だからこそ、民間企業からの情報、アイデアを常にアンテナを張って取らなければならないし、どこかで助けて貰わなくてはならないのです。

残念ながら経験値からみても職員側から何かの新しい提案で事業を成功させるのは難しいです。この事実を自ら理解してフラットな思考で民間とタイアップし時には議員とも話をしていければ理想的な流れになるかと考えてます。


例えば、名産品を作ろうと色々と取り組みますが、名産品は第三者がつくりあげてくれるもの、ただただ一生懸命につくるものじゃないんです。とくに悪いのは売りたい側の思いで作業にかかっても絶対に成功しないのです。これは言わば決まり事でもあります。

少なくとも「結論」→「論点」→「仮説」→「作業」のながれで結論に希望や思いではなく必要性、持続性、展開性、産業性で決めないといけません。


ズバリ、時間(コト消費)がキーワード


観光なら健康と体験

福祉なら免疫力と予防

教育なら幼児期から小学校の時にしか育めない非認知能力

産業なら林産と農産と観光

これらをニーズに合わせて線で結べばオリジナルの観光も福祉も教育も産業も活性化します。

まあ、ざっくりですがわかる人にはすぐに気付くところがあります。



話がどうもまとまらなくなりそうです(^◇^;)


まあ何れにせよ私の職務は町民の方々と意見交換をし、職員のみなさんと建設的な議論を交わしてまちづくりに取り組んで行く事です。


ご意見ありましたら気兼ねなくお話しください。