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ピアノ弾きの覚書

赤ワインを飲んで臨んだ本番

2022.07.01 22:50



昨日はオープニングコンサートで無事演奏してきました。




そう、コンサートは夜の20:30から始まります。

私が会場へ入るのは19:45になっていた。

ちょっとだけピアノの状態を見極めあとは本番。



午前中までは良かった。

問題は夕方から起きた。





如何にもこうにも体が動かない、、、と思ったら低血圧症を起こしていた。

それに追い討ちをかけて、左脚が腰から爪先まで全く動かなくなってしまった。

激痛で涙は出るわ、呼吸はできなくなるわ。

どうにかして台所へ行き、まずは水分補給。


それでもどうにも改善しなく、体がとにかく力が入らず立っていられずにベットへ。



普段演奏会前は私は食事を取らない。

が、今回は何とか血圧を上げないと動けないため、軽くではあるが家を出る1時間前くらいに食する。




生ハム

パルメザンチーズ

タラッリ(プーリア地方の固いパンみたいなもの)

砂糖を溶かし入れた赤ワイン



である。

普段からアルコール類は一切飲まない私ですが、低血圧の時はコーヒーデミカップで砂糖をわざと入れて薬代わりに飲む。



お陰様でしばらくすると体が動くようになり、本番の時には笑えるほどにリカバリーした。



でもワインであることに変わりはなく、体は熱く、赤く火照っていた。

水ではどうにも改善しないんだから仕方ない。





この体、どうにかならないものかね。



***


本番の会場内にある歴史的建造物は1200年台のもの。素晴らしいのでちょっと紹介します。


ここは一般に解放されず、出演者の出番待ちとして使わせてもらいました(なんと贅沢な)。