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te-te

肌着を縫うこと

2022.07.02 05:10

 

te-teを始めて11年

初めて肌着を縫いました

もうすぐ生まれてくるあの人のややこへー

前日に急に思い立ったので

端切れでぎりぎり足りたよもぎ染めのリネンを使って、型紙もこんなくらいだったかしら、と

わが子の小さき時を思い出しながらー

縫っていても あ、ここに紐が要るんだったか と

縫いつ解きつしながら、多少の縫い線の乱れは気にせず

 

縫い上がった肌着はなんとも小さく

ここにおさまる生まれたてのややこの小さな温もりを思いました

 

張りのある生機リネン

何度もお着替えをさせ、洗い、

リネンの風合いが出る頃には

きっとよもぎの色はすっかり抜けて

染めにかかった時間も手間もさっぱり忘れてしまうでしょう

それは子育てにも人生にも世の中にも繋がる感覚

だからこそ、この生地の肌着を作りたかったのです

 

ひと月ふた月で出番のなくなっていく肌着に

すこしだけ母の思いをのせて

 

手にとる人は少ないでしょうが

何枚かずつ

これから作りつづけていきたいと思います