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kojinkai

補講でのエピソード。

2018.01.20 15:58

インフルエンザでお休みをしていた

生徒さんの指導をしていた時のことについて

どうしても書きたいなと思って綴っています。


この子は小学2年生の頃からうちへ通い、

その当時から本当に膨大に学習をしてきました。

計算課題も、漢字の課題も、

それぞれかなりの量なもので、

授業中与えられていた課題も

1学年下のものながら全国トップクラスの

難易度のものに取り組んでもらっていました。

しかし何かを大きく変えていくためには

それくらいしないといけないと思って

当時は何らかの使命感を持って指導していたのを

よく覚えています。


いつも素直で、与えれたことをとても真剣に

真面目に考えてくれるお子さんでした。


4年生になり、集団指導になります。

おとなしい子なので、授業中もあまり自己主張は少なく、

今でこそ発言が増えてきてはいますが、

附属生の元気っ子たちの押しが強過ぎて、

私には見えていなかったものが多かったのかもしれません。


「なんだろう、この思考力は?」


たまたま補講にくるきっかけがあったのですが、

こんなにも自由に思考ができるようになっていたのか、と

容積問題のグラフ利用をした応用問題を指導しながら

久々に驚いたのでした。


授業中、どの子もが考えなかった方法で

自由に体積を操作して解けていました。

一つ一つの問題を解くのには、低学年の頃と

変わらず時間をかけているようですが、

ちゃんとあっているのかの検証や、

計算があっているのかの検証をしっかり行い、

自信が持てるまでじっくりと考えるこの姿に

なんというかシビれるものを感じました。


割合の解答も途中の思考プロセスが柔らかであり、

決まった形があるというよりは、

よく考え、よく読み、文章のままに捉えるという

当たり前のことがよくできていました。


模試の点数はまだまだハッキリとした

結果を出し切れてはいませんが、

(それでも、数年間のうちの通塾生の

平均点から見れば高い方なのです。)

今日を機に、もっともっとちゃんと

私も指導をして、導いてあげたいというように

思うようになったのでした。