VOL.4『mariko hanada』
MAGIC FUN FAIRにまつわる方々をご紹介する、
”Big Fat Cowboy Hat”。
第4回目の特集は
独特の世界観で描かれる鉛筆画が人気、
イラストレーターのハナダマリコさんです
MAGIC FUN FAIRによく合うイラストレーターがいる、
と、ご紹介いただいたのがハナダさんの出会いのきっかけ。
まさに、店主の私が大好きな世界観でした。
主に植物や動物、それも身近にあるものを
鉛筆で描かれるハナダさんのいろんなことを伺いました。
絵を描くきっかけとなった1番古いものは、
子どもの頃に大好きだった絵本「野ばらの村の物語」です。
絵を真似していました。
イギリスの田園に住むネズミを描いた「野ばらの村の物語」。
この絵本、読んだことがあるという方もいらっしゃるでしょう。
ハナダさんの今の絵にも、繋がるものを感じます。
今でも公園の木や野草を見ながら、
そこに小さなねずみ達の生活を想像したりしています。
MAGIC FUN FAIRのポップアップで、その場でお客様のご要望の
絵を描くイベントもされているハナダさん。
見ていてもご希望多いのは、一緒に暮らす動物たち。
1番最初にご依頼を受けて描いた、
亡くなったワンちゃんのポートレート。
とても緊張しながら絵をお渡ししたのですが、
絵を見た瞬間、お客様が涙を浮かべて絵を撫でているのを見て、
この仕事をして良かった…!と、心から思いました。
ハナダさんは、描く時は集中してご希望の写真や絵と
描く台紙を交互に見ていて、お声もかけられないくらい。
それだけ気持ちを込めて描いていらっしゃるのが
出来上がった絵からも伝わるのかな、と感じています。
いつもどんなことを気にして
インスピレーションを受けられているのかなあ、と伺うと…
公園や街路樹、マンションの植栽、個人宅のお庭など、
とにかく植物が気になります。
特に果樹を植えてあると、実がなる時期は成り具合を確かめ、
豊作の様子だとひそかにウキウキしています。
そんなハナダさんの世界観が私も大好きなのです。
「保育園に通っていた頃、
七夕に園で笹飾りを作り持ち帰っていたのですが、
いつ・どこから来たのか、
笹の枝に小さなコウモリがぶら下がっていて、
それを見た母が悲鳴をあげ、園に引き返し、
先生にコウモリを追い払ってもらっていた情景が、
7月になると毎年思い浮かびます。」
【ハナダマリコさんの絵がいる、県立美術館 喫茶室】
天神にある美術館、福岡県立美術館のミュージアムカフェ、『県立美術館 喫茶室』。
こちらには、メインのビジュアルからコースター、などなど
ハナダさんの描く絵を見つけることができます。
美術散策、お出かけしてみてはいかがでしょう。
”Mariko hanada” instagram→@marico_hanada
MAGIC FUN FAIRでは
ハナダさんのメッセージカードなどの紙雑貨をお取り扱いしております。
WEBショップからもご購入いただけますので、ぜひ!
ぜひご覧ください。
MAGIC FUN FAIRでご紹介している品々、人々、なかなか全てお伝えできないことが多く、
このような形でじっくりとお伝えできならなあ、と『Big Fat Cowboy Hat』始めました
十人十色な言葉を食べ尽くして、ビッグファットなカーボーイよろしく、
楽しくなれるといいな、と思っております。
さて。
7月といえば本格的な夏の始まり。
映画『冬冬の夏休み』や『マルセルの夏』、高野文子さんの漫画『玄関』、
ちびまる子ちゃんが終業式にあらゆる学校道具と糸瓜や
朝顔の植木を抱えて帰るシーンなどなど思い浮かびますが
さて自分に置き換えると、これといって思い浮かばないものであります。
ハナダさんの7月の記憶、声を出して笑ってしまいました。
素敵な思い出!
11月には東京での個展も予定されています。
楽しみですね。
2022.07.10 kumiyoshida MAGIC FUN FAIR