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キャンピングカーのエアコンを長時間使うためには…

2022.07.03 08:51

今回はちょっと脱線してキャンピングカー用のエアコンのおはなしです。


今年は6月に40℃を超える地域が出るなど、近年は夏の暑さが長期間続くようになってきました。


夏場のキャンピングカーでお出かけ先は、山間部にいって…というのが定番でしたが、この暑さではそれだけでは難しくなってきたように思います。

キャンピングカーに家庭用エアコンがつくようになってきたのがその例ですね。


しかしながら、家庭用エアコンはバッテリーの消費が激しい機器であるため、外部充電を行なっていない場合は無尽蔵に使うことができません。


キャンピングカーではまだまだ少数派のリチウムイオンバッテリーですが、電力をたくさん消費する夏場には大活躍します。


我が家の場合は400Ahのバッテリーを搭載しており、家庭用のウインドエアコンを稼働させています。我が家のレジストロアウルはこのエアコンを作動させるのに必要な儀式がありまして…

それが、この放熱板を取り付けることなのです。この放熱板を取り付けてエアコンを作動させた際の消費電力は…

※外気温28℃ 計測時刻午後5時頃


コンプレッサー作動時で約47.1Aです。後述する条件などで高くなる場合もありますが、概ねこのくらいです。


では、放熱板を付けなかった場合の消費電力は同じ条件ではいくらになるか?

露出が安定してなくてすみません。61.1Aとなりました。その差は14Aです。これだけ差が出るとエアコンを使用できる時間に結構な差が出てしまいます。


どうしてこうなってしまったのでしょうか?その理由はエアコンが放出する排熱を吸い込んでしまうショートサーキットを起こしてしまったからです。

↑家電Watchさんからお写真お借りしました。

このエアコンは本来窓につけるものなのですが、キャブコンの分厚い壁をぶち抜いて取り付けているため、そのまま作動させると、ウインドエアコンから出る熱い排熱を吸気してしまい効率が悪くなってしまうのです。(消費電力が増えておまけに冷えない)

放熱板をつけることにより熱を持った排気と涼しい吸気を分けることができるので、効率よく車内を冷やすことができるのです。


ただし、キャンピングカーのエアコンで注意しなければならないことが他にもあります。


同じく家電Watchさんからお写真おかりしました。

キャンピングカーを駐車してエアコンを使用する時に室外機に日光がガンガンに当たっていたり、室外機を床下に取り付けている場合は床下の熱が抜けないと同じく効率が低下してしまいます。

これは出来るだけ直射日光が当たりにくい向きにクルマを停めるようにしたり、風通しの良い場所に停めるようにするなどの工夫が必要でしょう。


また、停める時に室外機の側に障害物があると同じように冷えにくくなりますので、室外機の周りがスッキリするようにしてあげるのが効率よく使えるコツです。


キャンピングカーのサブバッテリーは限りがあるからこそ、ちょっと工夫してあげることで、使える時間を伸ばしてあげることが可能です。暑い夏がまだまだ続きます。

エアコンも人間と一緒で暑い中で仕事をするのは大変なようです。出来るだけ気持ちよく仕事をしてもらえるように気をつけてあげたいですね。