タイドラマ「Krong Kam / Cage of Karma / カルマの檻」(2019年)超おすすめ!キャストとあらすじ
おすすめ度:★★★★★ 長いのにやめられない中毒性のある傑作ドラマ!
タイが「微笑みの国」と呼ばれるのは、仏教国であることも大きく関係していますが、その仏教の教えである「カルマ」をテーマにしたタイの連続ドラマが「Krong Kam」(カルマの檻)。
一回のドラマも2時間近くあるうえに、シリーズ全体としても19話までありとにかく長い!にもかかわらず、一度見始めるとイッキ見が止まらない作品です。タイ国内での放送に続き、タイのNetflixでも配信されています。
日本語の字幕がついた動画を見たことがないので、日本で観られるようになるにはもう少し時間がかかるのかもしれませんが、私が観たタイドラマのなかではダントツで一押しの作品です。毎回予期せぬこと、特によからぬことが次々と起こり、ハラハラドキドキの連続です。
誰かの幸せは誰かの不幸せだったり、過去の出来事が未来を変えてしまったり、いつも誰かがどこかで泣いています。観ている側も常に不安を煽られ、心休まるヒマがありません。
ある中華系タイの家族をめぐる物語
ストーリーの中心になるのがお母さんのヨイを中心としたアサワルングルアンキット一家(Atsawarungrueangkit)とその関係者たち。タイによくあることですが、お父さんはタイで商売に成功して経済的に豊かな中華系タイ人の家系。
田舎の小さな街チュムセンが舞台ですが、そこに代々続く商店を経営しています。そこに嫁いだのがタイ人のお母さんのヨイ。この一家には二十歳前後の息子が4人いて、「結婚」して新しい家族を持つことが大きなテーマにもなっています。
アサワルングルアンキット家の家族構成とキャスト
- お母さんのヨイ:マイ・チャロエンプラ(Mai Charoenpura)
- お父さんのラクセン(ヨイの夫):プリン・ウィクラン(Prinn Wikran)
- 長男チャイ:タクリット・タワンポン(Thakrit Tawanpong)
- 二男トン:チャナティップ・ポトンカム(Chanathip Phothongkam)
- 三男サ:ジラユ・タングスリスック(Jirayu Tangsrisuk)
- 四男シ:ヴァチラヴィット・パイサーンクルウォン(Vachiravit Paisarnkulwong)
主な一家の関係者とキャスト
- 長男チャイの恋人(妻)レヌ:ラニー・カンペン(Ranee Campen)
- レヌの妹ワンナで四男シの意中の人:リンラダ・カエウブアサイ(Rinrada Kaewbuasai)
- 二男トンの妻ピライ(長男チャイの元恋人):ピチャパ・パントゥムチンダ(Pitchapa Phanthumchinda)
- 三男サと駆け落ちするチャンタ(二男トンの意中の人):プリヤカーン・ジャイカンタ(Preeyakarn Jaikanta)
- 親同士の取り決めで三男サの妻になるペン:オラナテ・カベレス(Oranate D.Caballes)
- ペンの恋人カン:デンクン・ガムネット(Denkhun Ngamnet)
シリーズが長いのでもっといろいろな人が登場しますので、話が進むにつれて人間関係はどんどん複雑でドロドロしたものになっていきます。普通にタイの地上波で放送されたテレビドラマですが、冒頭で触れた通りとにかく長く、イメージとしてはちょうど日本の連続ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズやNHKの「連続テレビ小説」に近いかもしれません。
ちなみに、上の動画のシリーズ最初のテーマソング「Phit Rue Thi Rak Thoe (ผิดหรือที่รักเธอ; lit: Is It Wrong to Love You?)」を歌っているのはお母さんヨイ役のマイ。タイでは非常にベテランの女優・歌手だそうですが、このドラマに出る以前はしばらく演技をしていなかったのだそう。
家族の将来か自分の意思か
登場人物はたくさんいて、4人兄弟の恋愛事情と行く末が一番のハイライトではあるのですが、常にその中心にいるのがお母さんヨイです。
誰に対してもガミガミと口うるさく、家族のことをなんでもかんでも口出しした挙句にすべてを自分の思う通りに決めてしまうので、最初はなんてうるさい母親なんだろうと思ってしまいますが、お母さんの心にいつもあるのは家族の幸せ。
今どうかよりも、家族みんなとそれぞれにとって何が一番よい選択なのかを考えています。しかし、果たしてそれがよいことなのか。4人の息子たちの選択と歩む人生を通して考えさせられることになります。
シリーズ途中から劇中歌に使われている歌「Tha Lueak Dai (ถ้าเลือกได้; lit: If I Can Choose)」は、タイの人気女性歌手Wichayanee Pearklinが歌っています。英語字幕を見るとわかりますが、とっても切ない人生を歌い上げたもの。哀愁がたまりません。
人生はカルマの連続
シリーズ中盤以降での劇中歌に使われている歌「Chai Si Thao (ใจสีเทา; lit: Grey Heart)」を歌っている二男サ役のジラユ。
ジェームス・ジラユは、タイでは最も売れている若手俳優・タレントの1人で、街中のCMポスターなどで見ない日はないほどです。日本とタイの観光親善大使も務めていて、度々日本でも仕事をしています。
というわけで、「カルマの檻」とってもおすすめです!