【ニュース】サブスクで楽しめる「大人世代にオススメの1枚!」 #大澤誉志幸 #山下久美子
近年、音楽の楽しみ方の一つとして、若い世代をはじめ多くの音楽ユーザーが利用しているデジタル配信の「サブスクリプションサービス」(定額配信サービス:通称サブスク)で聞ける「大人世代が楽しめるオススメの1枚」をご紹介いたします。
■山下久美子&大澤誉志幸「& FriendsⅡ」(2014年)
80年代にデビューし一世を風靡した2人のアーティスト=山下久美子と大澤誉志幸によるコラボレーション・アルバム第2弾!元バービーボーイズのギタリスト・いまみちともたかも参加。
■山下久美子&大澤誉志幸「& FriendsⅡ」
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<収録楽曲>
1. SO YOUNG (作詞・作曲:佐野元春)
佐野元春作詞作曲による作品で山下久美子の代表曲の1つ。オリジナルは1981年発売アルバム『雨の日は家にいて』に収録された。後に佐野元春自身もシングル『スターダスト・キッズ』のカップリングとしてセルフ・カバーしている(佐野元春のバージョンは、女性言葉で歌われていた歌詞の一部が変更されている)。
近年この曲を「ミュージック・フェア」や「FNS歌謡祭」などのテレビ番組で乃木坂46とのコラボレーションで披露したので、ご存知の方も多いのではないだろうか。
それにしても1曲目からこれほどの高速テンポのナンバーをぶつけてくるとは意外と言えば意外。しかし、らしいと言えばとってもこの2人らしいとも言える。スピード感を増幅させた突き刺さるような音色のギターは、元・バービーボーイズのいまみちともたかによるスーパープレイ。落ちサビには宮川剛によるエフェクティヴなパンデイロをフィーチャー。また、大澤誉志幸との絶妙な歌い分けも聴きどころの1つ。
2.秋ラメきれないNight Movie (作詞:銀色夏生 作曲:筒美京平)
打って変わってシットリとしたバラード・ナンバー。オリジナルは山下久美子1983年発売のアルバム『Sophia』に収録。
シンプルなアレンジながらも深く濃い印象を与える素晴らしい仕上がり。筒美京平によるメロディーの美しさも際立っている。この曲は山下が一人で歌いきっているが、大人と少女の二面性を持ったその歌声は秀逸。
「秋ラメ」「夏かしい」など、作詞家・銀色夏生独特の歌詞表記も興味を惹く。
3.橋の上の恋人 (作詞:山本成美 作曲:大沢誉志幸 編曲:伊藤隆博)
大澤誉志幸レア作品の1つ。
オリジナルは2002年にリリースされた大澤誉志幸のミニ・アルバム兼CDブック『Nova-Bossa nova』に収録されていた(が、このミニ・アルバム兼CDブックがかなりレアな商品であったため、ここに収録された楽曲群はレア的扱いを受けることが多い)。ボッサ・ノヴァを基調とした心地よいアレンジとクセのある大澤のヴォーカルの組み合わせが新鮮。
4.シャンプー (作詞:康珍化 作曲:山下達郎)
山下久美子のオリジナルは1983年発売のアルバム『雨の日は家にいて』に収録。そもそもこの曲はアン・ルイスが1979年にリリースしたアルバム『ピンク・キャット(PINK PUSSYCAT)』が初出。つまり山下久美子のオリジナル・バージョンもアン・ルイスのカバー作品であった。後に作曲者である山下達郎もアルバム『POCKET MUSIC』(1986年発売)にてセルフ・カバーしている。それぞれのバージョンが秀逸な出来栄えであるが、山下久美子のバージョンが最も一般に浸透したのではないだろうか。
本作プロデューサーの大澤誉志幸も、当時この曲があまりに良い曲なので、同じ曲を書く者としてものすごくジェラシーを感じたそうだ。その大澤のジェラシーをパワーに変えたプロデュース力が、名曲を更なる名曲に昇華させている。
5.LOVIN’ ‘YOU (作詞・作曲:Hugh McCracken 訳詞:三浦徳子)
オリジナルは1983年12月1日に発売された山下久美子9枚目のシングル。作曲者はN.Yを拠点に活動をしていたセッション・ギタリスト=Hugh McCracken(1942~2013)。
大変力強いミドルアッパーな楽曲で、ライブでの盛り上がりをそのままパッケージしたような熱い仕上がり。間奏のギター・ソロはいまみちともたか~大澤誉志幸のリレー形式ソロ。“これでもか!”という位にそれぞれの個性が溢れ出ている。ライブでの盛り上がりが容易に想像できる鉄板楽曲だ。
6.赤道小町ドキッ (作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 編曲:後藤秀人・佐々木良)
オリジナルは1982年4月1日にリリースされた山下久美子6枚目のシングル。この年のカネボウ化粧品キャンペーン・ソングとしてお茶の間を席巻。大ヒットを記録した(オリコンチャート週間最高位2位、年間22位、ザ・ベストテンでの最高位3位)。
大澤の代名詞が「そして僕は途方に暮れる」なら、山下の代名詞はもちろんこの曲!言わずと知れた大ヒット曲で、作詞:松本隆・作曲:細野晴臣という元はっぴいえんどのお二人による作品である。
本作ではミッド・スローなボッサ・ノヴァ風アレンジが施され、大人の「赤道小町」に生まれ変わっている。そして近年のライブでも披露されている山下&大澤のデュエット・バージョンとなっている。ここでも山下のCANDY VOICEは健在!
7.突き刺さる太陽 (作詞:山本成美 作曲:大沢誉志幸 編曲:後藤秀人・佐々木良)
この曲も「橋の上の恋人」同様『Novva-Bossa nova』からのセルフ・カバー。宮川剛によるブラジリアン・パーカッションの数々が作り上げるグルーヴが圧巻!最後のコーラス・パートのみ山下久美子が登場するという“贅沢な使い方”もこのアルバムならではの特権と言える。
サンバのリズムが印象的なこの作品は、大きなカーニバルのサンバというよりもむしろ、サンパウロやリオの街中にあるサンバ・クラブでの生演奏のような(良い意味での)猥雑さと人間力に漲っている。
8.LIVING KISS (作詞:山本成美 作曲:大沢誉志幸 編曲:伊藤隆博)
この曲も「橋の上の恋人」、「突き刺さる太陽」同様『Novva-Bossa nova』からのセルフ・カバー。オリジナルとテンポ感はほぼ一緒だが、明るさや心地よさが増し、このアルバムの中でも最もキラキラと仕上がりになっているのではないだろうか。それでいて陽だまりの午後のようなマッタリ感も併せ持つという、なんとも不思議な味わいがたまらない。80’S~90’Sの良い部分を継承したメジャー感溢れる楽曲だ。
9.LOVERステッカー (作詞:銀色夏生 作曲:亀井登志夫)
山下久美子のセルフ・カバー。オリジナルは1983年発売のアルバム『Sophia』に収録。
キャッチーなイントロやリフはそのまま。当時を思い起こす要素もたっぷり入っている。そして歌声は当時よりもキュートさが増しているような印象さえ与える。大澤とのデュエットとなっているため、懐かしさと新鮮さが同居した仕上がりだ。
10.HASTEN DOWN THE WIND (作詞・作曲:WARREN ZEVON 編曲:)
オリジナルはアメリカのシンガー・ソング・ライター=ウォーレン・ジボーン(1947~2003)の作品で1976年にリリースされた。そして同年リンダ・ロンシュタッドによるカバー・バージョンもリリース。そのカバー・バージョンが収録された同タイトル・アルバム『HASTEN DOWN THE WIND』は大ヒット。この楽曲も名曲としてスタンダード化していった(歌詞的には大まかに語ってしまうと、上手く行っていない男女のことを歌った作品なのだが・・・)。
今回のアルバムを制作するにあたり、1曲洋楽のカバーをデュエットして収録してみようということで、数曲を大澤がピックアップ。その中から山下が1曲選んだのがこの「HASTEN DOWN THE WIND」であった。大澤からすると“意外な選曲”だったらしい。
聴きどころはやはりサビのハーモニーか。全体としてはウォーレン・ジボーンのミュージシャンとしての立ち位置と同様“渋い名曲”に仕上がっている。飽きの来ない1曲だ。
山下久美子と大澤誉志幸によるコラボレーション・アルバム第1弾!
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#おとなのおと #大澤誉志幸 #山下久美子