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Oimachi Act./おい街アクト

ミニ・ミニ・ロックのお嬢さん

2022.07.05 03:00

ミニ・スカートが流行った。

 

高専1年の時には、ミニ・スカートをはいた足のキレいな女の子が街を歩いているのを見て、心がウキウキした。

ヒザ上20センチから25センチの娘(こ)もいた。

 

1966年にはグーシーズというグループの「ミニ・ミニ・ロック」が大ヒットした。

 

高専生特有の"魚町ウロウロヒマツブシ"は、この時代から始まった。

 

まだ女の子の手も握ったこともないし、彼女もいないのに。なにが「ミニ・ミニ・ロック」だ。こんちきしょう~!!

 

僕の家の近くに住む友達の広い敷地には、家が何軒も建っており、小学生の頃からよく遊びにいった。

僕よりも年下の女の子が住んでいて、よく一人で砂遊びをしていたのを覚えていた。

 

その女の子が、高校1年生に知らないうちになっていた…。

すっかり色気づいて、ミニ・スカートをはいてどこかに買い物を…。

おとなしそうだった女の子が、今は上目づかいで僕にガンをつける。

そのガンのつけ方が、どこか野性的で、これも恋なのか…。

 

ある朝、その女の子と電停が一緒になるので、今日こそは声を掛けようと、早目に家を出た。

多分、今度の日曜日に会ってくれない、

と言ったと思う。

 

会ってしっかり顔をみると、まだあどけなさは残っている。あの野性的な挑発的な瞳は見せてくれなかった。

「おや!僕はこの娘のこと好きなんだろうか?」

「ミニ・スカートにあこがれただけなのか?」

それとも、野性的な瞳に恋こがれただけだったのか?

 

この女の子には、僕はひかざるを得ない事情が沢山あったので、フラれた振りをして別れた。