湘南地域の高校別合格者平均点の確認【大船高校・七里ガ浜高校・藤沢西高校・湘南台高校・鶴嶺高校編】
さぁ、始まりました。例年恒例の各高校別合格者平均点の確認企画です。第二弾の今回は、湘南地域の人気中堅校SOFTSを取り上げます。
え?SOFTSって何って?
まさか…知らないんですか。仕方ありません、ご説明しましょう。SOFTSとは、湘南地域の人気中堅校である、大船高校、七里ガ浜高校、藤沢西高校、湘南台高校、鶴嶺高校の頭文字をとったコードネームです。忘れないように。
早速そのSOFTSのデータを比べていきましょう。
なお、各種データは全県模試さんのものを活用させていただいております。なので受験生全員のものではないことをご了承ください。
また、「入試の仕組みが知りたい!」と思った方は以下の記事をご覧ください。
SOFTS
まずはデータの見方を説明しますね。
左から高校名に続いて、その高校へ合格した子たちの平均内申点(135点満点)、平均得点(500点満点)です。一昨年から昨年にかけて得点が下がっている高校が多いのは、入試の難易度が難化した影響も大きいでしょう。
次の、安心得点は合格率97%の数値です。その隣のボーダーは、二次選考で合格した子の最も低い点数です。
こういったデータを表にして見ると、各高校の移り変わりがわかりやすいですね。少し前までは大船→七里ガ浜→→藤沢西→→湘南台→鶴嶺といった感じだったのですが、今では七里ガ浜→大船、藤沢西→湘南台→→鶴嶺といった具合になっています。
大船高校はその立地(山の上)と雰囲気(真面目)により、なかなか倍率が伸びません。合格実績はSOFTSの中でも悪くはないんですけどね。ただ志望する子は油断せずに。人気校が低い倍率の年の後にぐんと倍率を上げることは神奈川県だとよくあることですから、その覚悟は持っておきましょう。350点(1教科70点前後)あたりを目標に勉強が頑張れるといいでしょう。
七里ガ浜高校は駅近海近で最高のロケーション。人気なのも頷けます。津波の心配が薄れたからか、最近は高倍率が続いています。校舎を少し新しくしたことも影響あるでしょうか。このまま倍率が上がっていくと、目標点は350点〜380点ぐらいになるかと思います。厳しい戦いを覚悟しておきましょう。
藤沢西高校は、新校舎効果も少し落ち着いてきたでしょうか。ただ、変わらない人気。少し行きづらい立地ですが、帰りにテラスモールなどに寄れるのも魅力です。比率が3:5:2の大船・七里ガ浜と比べて、藤沢西は4:4:2ということで内申が高めですね。350点あたりを目指して勉強が進められるといいのではないでしょうか。
湘南台高校は、昨年の入試の台風の目でした。一気に倍率が上がりましたからね。入試が難しくなった中で、安心得点やボーダーの数値が上がっていることがその凄まじさを表しています。どうでしょう、この高倍率が続くかどうかは怪しいところですが、以前のように1倍スレスレになることはないんじゃないかなと予想します。オール4以上の内申、340点ぐらい取れる実力を身につけておくと安心でしょう。
鶴嶺高校は、帰国生も多く、国際色豊かな高校。校門の景色も青春感があって良いです。「国際科作ったほうが人が集まるのでは」とよく言われていますが、今年は倍率苦戦しました。それでも今年は倍率がどうなるかわかりませんし、目標としてはオール4、320点ぐらいを掲げて勉強に取り組めるといいでしょう。
このSOFTSの各高校は、似たレベル帯にありますが、特色が違って、合う合わないがハッキリする高校たちだと思います。ぜひ比べてみて、自分に合う場所が見つけられるといいですね。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
なんでもない日に近くまで行ってみると雰囲気が少しわかるかもね。