お客さまと上司に挟まれて
先日、九州は福岡県にある拠点を初めて訪問しました。
今年3月に、「住友理工ホーステックス(PB事業統括部) 福岡事業所」「住理工商事 福岡営業所」の2拠点を1拠点(福岡市博多区)に集約し、同居を開始したところです。
両社がチームとして連携しつつ、住友理工グループとしてお互い切磋琢磨し、相乗効果を出せるようにがんばってもらいたいと思います。
当初は、産業用ホースのアッセンブリー工場を少し見学して、皆さんの邪魔にならないようにすぐに帰ろうと思っていました。
ところが、2人の拠点長から、直近の業務報告をしてくれるということで、会議室に入ることになりました。
業務報告を聞いているうちに、私の過去の経験談について少しお話しすることに。
昔話
私は30歳代の頃、特約店向けの小さな商社の地方所長を担っていました。
お客さまの要望と本社(幹部)からの指示の間に挟まれて、いろいろなことを経験しました。
当時、本社はなかなか現場の考えや思いを理解してくれないと思うことが多かった。
しかし、振り返ってみると、それは自分の訴え方が足りなかったことが原因の1つかもしれないと思い至ったのです。
その点に気づいてからは、「いかに顧客と会社の双方に利がある解決方法を見いだすか」ということを考えて、解決に注力するようになりました。
そうすることで、お客さまと本社双方の課題がスムーズに解決するようになったと思います。
というような話になって、気がつけば1時間以上対話をすることになりました。
「かえって邪魔をしてしまったなぁ」と反省しつつ、「コロナ禍が収束したら、定時後にゆっくり飲みニケーションしましょう」とお伝えして帰社しました。
今回の対話の中で、自分自身の若いころの経験を思い出すきっかけになりました。
あらためて「萬事入精」の精神に立ち返り、今後の精進の糧にしていきたいと思います。