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色彩

人生2周目〜ツイステの世界でやり直し〜㉝

2022.07.05 22:45

第三十三章〜就職先〜


ジェイドさんに、相談して監視カメラを観ていたのだがー。

「ない、ですね。怪しい場所は。」

「ええ、やっぱりカメラに細工されている可能性が?」

2人で、話していたらレオンさんが聞いてきた。

「俺、要らないよね?帰っていい?」

「「ダメです。」」

「ちくしょー!!」

レオンさんが文句を言っている間にもう一度監視カメラの映像を見る。

うーむ、ないな。

怪しいー、むっ?

この2人、タイミングよく通路にきたな。

しかも、レジが隠れる位置。

店員に席に戻って欲しいことをお願いされて、戻った感じかな。…いたのは5秒ぐらいか?もし、レジが空いていたらレジを開ける必要もない。充分盗める気はする。

「おや、ユウさんも気になりましたか。」

「まぁ。」

「ちょうどレジが見えなくなる位置ですね。」

「そして、サバナクロー生。」

「どうします?」

そうだな、犯人を捕まえる為に条件を作るか。


作戦を決めて、席に戻った。

やっぱり、見てくるよな。

俺が無傷で、戻って来ているし気絶したサバナクロー生をジェイドさんは床に転がしているし。なんか楽しそうだな、この人。

「ジェイドさん、彼を持ってくる必要なかったんじゃ…。」

だって作戦には、いなくても大丈夫だし。

「彼を連れて行けば周りは動揺する。

まぁ、反応を見たかっただけなんですが。」

楽しそうに話すジェイドさんを見て、

いい性格しているなと思い、溜息を吐いた。


レオンさんがレジを開けていた。

隣を見ると、サバナクロー生が頷き席を

立った。…来るな。

「今、確認しましたがスマホでどこかに連絡をしていました。」

ジェイドさんが小さく囁いた。

「そろそろ来ますね。」

レジに客が来ていた。確認すると

サバナクロー生。

レオンさんと会話していた。

…なるほど、タイミングが合うまでああやって時間を稼ぐつもりだな。

隣を見ると、グラスを落とす準備をして

いた。行くか。

「すいません、ちょっと…。」

「ハッ!?」

まぁ、来るとは思わないよな。

グラスを落とすタイミングを逃した

サバナクロー生は舌打ちした。

「なんだよ!?」

そういいながら、スマホでどこかに連絡しているのを見た。

「おや?どこに連絡しているのです?」

うーん、悪い顔。

「!!べ、別に。」

「スマホちょっと見せて貰えませんか?」

「ハッ?なに言ってんだ!おまえ!」

「まぁ見せなくてもいいですが、そうしたら彼を差し出すだけです。…店側に盗難事件の犯人として。」

そう言って床に転がっているサバナクロー生を指差した。…持って来なくてもって言ったけど役に立ったな。ジェイドさんはこれを見越して?そんな俺を見ながら、楽しげにジェイドさんは笑いながら話した。

「おやおや、ユウさんも相当性格が悪い。」

「ありがとうございます。」

「これは確かに大物ですね。」

グラスを落とそうとしたサバナクロー生は、悔しそうにスマホを渡した。

ジェイドさんと一緒にスマホを覗く。

『邪魔して来た奴らがいる、レジからマドルを盗むー。』

確定だな。

「店からマドルを盗んだ容疑がかかっています。同行をお願いしても?」

「…ラギーさんの言う通りか!アンタは厄介だって!」

なんかいつも、敵視されているな俺。

「…さて、もういいでしょう。」

「?」

周りを見ると、サバナクロー生達を従業員が取り囲んでいた。

「…いつ店のお客様を帰らせたんです?」

呆れた様に溜息を吐いた。

「ユウさんから盗難事件の真相を聞いてからです。急いでアズールに連絡しまして。」

「…そしてこの状況を作りだした、と。」

なんていうか、手際がよすぎる。


サバナクロー生達達は確保された後、アズールさんの元に連れて行かれた。…無事だといいけど、無理そう。だってここマフィア的なノリだし。

「無事に解決したし、これで。」

「いえ、まだ1つだけございます。」

…イヤな予感がする。

「…なんですか?」

「ユウさんは、レオンさんとなにを契約したのです?」

キタ、やっぱり。

「…すいません、約束ー。」

「恐らく金銭関係でしょうか?」

「!!」

「やはり当たりでしたね。」

…顔に出ていたか。

「なんで分かったんです?」

「ふふ、レオンさんに聞きましたから。」

最初から、知っていたのに聞くとかやっぱりいい性格しているな。

「しかし、残念ながらレオンさんからマドルは支払われません。」

…なんだって?

「従業員がお客様にマドルを払っていたら、問題になるでしょう?」

…確かにそうだけど、働き損じゃん。俺。

「ですから、今回は僕達の依頼と言う形で支払わせて頂きます。」

そう言って五万マドルをポンッと渡して

来た。

「ハッ?」

「今回はユウさんの活躍あってこその事件解決ですから。後は今後も働いて貰うのでその前払いです。」

…今、なんて言った?

「アズールが今回のことを高く評価してまして。今後もユウさんに働いて貰いたいとのことです。」

「…お断りー。」

「マドル受け取りましたよね?」

…詐欺じゃん、こんなの。

「…わかりました。今後もよろしくお願いします。」

「ええ、よろしくお願いします。」

「…最悪な就職先なんだゾ。」

こうしてモストロ・ラウンジで働くことが決まってしまった。