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Perspective's Blog

研修紹介:資料の読み込み力トレーニング:後編

2022.09.15 01:00

こんにちは、蝦名です。

前回の「研修紹介:資料の読み込み力トレーニング:前編」では、「資料の読み込み力トレーニング」とはどのようなトレーニングなのか、についてご説明しました。


今回の後編の構成は以下のようになっております。


それでは、資料の読み込み力トレーニングの実例に入っていきましょう。


資料の読み込み力トレーニング:実例

下のグラフ*を用いて、資料の読み込みを行っていきます。

前編で紹介した「空・雨・傘」フレームワークを使い、事実・解釈・行動に分類していきます。


まず、この資料から読み取れること(事実)を記載していきます。

事実として、私は以下の点を読み取りました。


続いて、事実をもとに、推測(解釈)していきます。
解釈として、私は以下の点を考えました。


ここで挙げた解釈が妥当であると立証できた場合、厚生労働省の官僚の立場から、どのような行動がとれるのかを考えていきます。

厚生労働省の官僚としての行動として、私は以下の点を考えました。


このように、「空・雨・傘」フレームワークを使うことで、事実・解釈・行動に分類して、自分の考えを整理することができました。


まとめ

今回は厚生労働省の官僚という立場から、事実・解釈を踏まえて考えていきましたが、様々な人の立場から考えることで、多角的な視点で物事を捉えることができるようになります。

ただ解釈するだけではなく、問題を設定し、その問題を解決するにはどのような行動をとるべきか、というところまで考えると、より思考力を高めることができると思います。
是非、グラフや資料を様々な人の立場から、事実・解釈・行動に分類して、分析してみてください。

おわりに

前編・後編の2回を通じて、パースペクティブ株式会社の研修の一部である、「資料の読み込み力トレーニング」について説明してきました。


この研修を通じて、私が学んだことは2つあります。

一見当たり前のようなことですが、この当たり前を意識してできるかどうかで、思考の幅と深さが異なってくると実感しました。
今後もこれらを意識して、活動していきたいと思います。


ありがとうございました!



*令和3年8月24日 医薬品産業ビジョン策定に向けた官民対話「医薬品産業ビジョンについて (参考資料)」より引用

** スイスは個人と法人の税負担が世界最低水準の国の一つである(参考1参考2)。