タイ映画「ゴースト・ラボ:禁断の実験」(2021年)Netflix キャストとあらすじ
おすすめ度:★★★☆☆ 思ったよりもまじめに怖いホラー映画!エグすぎる!
Netflixでタイ映画「ゴースト・ラボ:禁断の実験」(2021年)を見ました!病院で心霊研究を行う2人の医師の物語。ゴーストが見えるとか見えないとか言っているうちは序の口。医師の医学的、専門的な興味関心から、幽霊の証拠を集めているうちに人の生死を利用した「禁断の実験」へと話が進んでいきます。最初は以外と軽いホラーっぽいコメディかと思いましたが、途中からどんどんヤバい展開に…。怖いです。
ウィーの母親の死
主人公は、タナポップ・リーラットタカチョーン(Thanapob Leeratanakachorn)が演じる青年医師ウィーと、パリ・インタラコマリヤスット(Paris Intarakomalyasut)が演じる同僚医師グラの2人。ウィーは植物状態で入院していたお母さんの病気を治すために医者になった。ところが、そのお母さんを病室で亡くしてしまったことで、すっかり気を落としてしまった…。
ウィーの母親の死をきっかけに、本格化するウィーとグラのゴースト論議。ゴーストは存在するという前提で、二人の医師は取り憑かれたように危険な実験を次々と繰り返していく。最初はゴーストはいるかいないか、幽霊を信じるか信じないかという一次元的な話だったのが、少しずつ人の死の倫理的責任へと軸がシフトしていきます。
医師グラの妹役にNetflixオリジナルシリーズのタイドラマ「ロスト・イン・ウォーター:神秘の島」のアリサ役のチャリーダ・ギルバート(Chaleeda Gilbert)が出演しています。
死者からのメッセージ
一言で「幽霊」と言っても、ポルターガイスト現象のように物音がするレベルから、知っている人が幽霊となってメッセージを伝えにやってくるものまで、心霊現象とされるものはさまざま。劇中にも出てきますが、知っている人の幽霊かそうでないかという点は、ゴーストを考える上でひとつポイントに。
つまり、会いたいと願うので会える、見たいと想うので見える、ということ。知らない人で見たいとも思わないものは見えないし聞こえない。だとすれば、それは本当に心霊なのか?その答えは、この映画を超えて、よくわかりませんね。
というわけで、「ゴースト・ラボ:禁断の実験」はエグいホラーが見たい人にはおすすめ。最初はともかく、途中からどんどん怖くなりますので、怖いのが苦手な人は見ないほうがいいかもしれません…。